Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• Hideto-S@仮想書店 月舟書房

  読了日：2015/05/14

  長い間だれも住まなくなった家。部屋の中は空っぽ。「……さびしいな」と呟いた時、家は初めて自分が話せることを知りました。誰かと話したい……そう思った時、家は自分が動けることを知りました。そして、川を流れて旅をする〈たびいえ〉になったのです。昔、住人がいた時、いえの中にあったカーテンといすとテーブル。それを再び手に入れることがたびいえの望みになりました。それがあればきっと、さびしい気持ちもなくなる。そう信じて、たびをするのですが……。願い事が叶った時、本当の気持ちに気づく事があるんですね。2015年3月初版。

• emi

  読了日：2015/05/13

  ケンタくんが寝る前にお母さんに読んでもらおうと選んだ絵本。それがこの「たびいえさん」です。たびいえさんの中は空っぽ。以前はあなぐま親子が住んでいましたが、引越してしまったのです。たびいえさんはさびしい気持ちを抱えていましたが、ある日自分が話せることと、動けることに気づきます。そこで川を流れて旅をする、たびいえになり、他の家やカニやうさぎたちと出会うのですが…。さびしい気持ち、心にしずんだ願い事、叶ったはずの願い、なのに前よりもっとさびしくて…。本当の願い事は何だったのか？これはぜひお家で読んでみてください

• Cinejazz

  読了日：2025/11/09

  ��ある森の中を流れる川の傍に｢家｣が一軒ありました。ドアがひとつ､窓もひとつ､部屋もひとつ､その部屋の中は空っぽの家でした。｢さびしいな…」ふと､呟いた独りぼっちの古い丸太の家。家は､どうして自分が寂しいのかを知りたくて､旅に出る決心をします「今日からわたしは､川を流れて旅をする『たびいえ』になるんだわ❢」…｡ 旅先で､たくさんの家のある石の家､寂しがり屋のウサギと出会っていくうちに､寂しさのわけに気がついて…�″Kせとは? 家族とは? ほんのちょっとの勇気が､行く先に明かりを灯してくれる物語。

• マツユキ

  読了日：2025/10/26

  誰も住んでいない、家具もない家は、寂しいと、旅を始める…。川に浮かんで移動するのね。トラブルもあったけど、良い出会いで、良い言葉。だからこそのもう一つの出会い。思っていたハッピーエンドではなかったけど、旅と約束が愛おしかったです。

• 絵本専門士　おはなし会　芽ぶっく　

  読了日：2020/03/25

  川のそばにずっと建っていた古い丸太の家が、ある日つぶやいた。「さびしいな」と。話したり動いたりすることができることに気づいた家は、話し相手をさがして旅に出る。（家が旅するから、たびいえ！）旅を続けるうち、石の家や池のカニ、うさぎのサロたちと出会い友だちになるが、たびいえさんはまた旅に出ます。

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