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ロスねこ日記

北大路公子

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093887533
ISBN 10 : 4093887535
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2020
Japan

Content Description

2017年、ネットの世界は二つに分かたれていた。猫を持つ者と持たざる者である。持つ者は、日々その手にある猫を自慢した。SNSには持つ者のアップした猫画像が溢れ、持たざる者はただそれを眺めた。完全なる猫格差社会がそこにはあった。持たざる者は、心の真ん中にぽっかり空いた「猫穴」を抱えて生きるしかなかった。暗く寂しく深い穴である。

目次 : 二〇一七年(猫が足りない/ 猫穴は埋まる?/ 種である/ 母の心/ 猫さえいれば/ アイドル誕生前夜)/ 二〇一八年(いつもより多め/ 母は敏腕マネージャー/ そろそろ…/ ステージへ/ 花の命は/ 四男の信仰心/ この世界のどこかに/ つづらの中身は/ 澄んだ目で/ 水は大切に/ 本質は土の中/ カラスの宝物/ 藁の家/ 穴を埋めたもの/ 天まで届け)

【著者紹介】
北大路公子 : 北海道札幌市生まれ。大学卒業後、フリーライターに。新聞、雑誌、ウェブでエッセイや書評などを執筆する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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大好きな作家さん。北大路さんのエッセイは...

投稿日:2021/04/24 (土)

大好きな作家さん。北大路さんのエッセイは全て持っています。普段は文庫しか買わないのですが、我慢できずに単行本を購入しました。 北大路さんが様々な植物を育てる、その過程を書いているだけなのにとにかく面白い。合わない人には合わないかもしれませんが、私は大好きです。どうしたらこんな文章が書けるんだろう…。

ブック さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 修一朗

    北大路さんが昔飼っていた猫は斎藤さんだったね,読んでて思い出した。’旅猫レポート’ばりの思い出満載のエッセイかと思いきや,椎茸-スプラウト-ヒヤシンスの栽培日記っていう,完全にタイトル勝ちの本だ。単行本にまでもっていけたのは,編集者K嬢の粘り勝ちだ。椎茸は簡単で楽しめてよさそうだけれどもその他は面倒で収穫を味わう達成感と手間とのバランスが悪そうだ。面倒くさいなと思ってやっているのが文章からありありでしかも17年ぶりに猫を飼いはじめたそうなので,続編は家庭菜園!とかいうのはなさそうだ。

  • 美登利

    少し体調がすぐれない時に読んだからかな〜。キミコ先生のご本なのにノレなかった。いつもの鋭さが足りなかったような気がして。ペットロスって引きずるね、まして猫は一日中家に居るわけだから絶えずそこに居て当たり前だから尚更だね。そこここに愛猫との思い出が溢れていて、植物(野菜)を育てていてもつい思い出しちゃうんだな。そんなキミコさんが可愛かったです。

  • ででんでん

    公子先生、今作も楽しかったです〜😁今回先生が生活を共にするのは、「ユメメ」「ピリリ」「カーたん」…いったい何の名前でしょうか?みなさん想像してみてください‼さらに「われ松」「から松」「まめ松」「つる松」「もじゃ松」「ひめ松」の兄弟。さらにさらに「きせのさこ」「けめたけ」ちょっとだけ見えてきたかな?彼ら彼女らと共に公子先生は、あるときはアイドルユニットのマネージャー、あるときは六つ子の母として味わい深い活躍を繰り広げます。ちょいちょい爆笑しつつ、なんとなくしんみりしたり、ほのぼのしたりの大好きな本でした。

  • Ikutan

    猫愛溢れる公子先生。SNSの猫自慢ブームに15年前に死んでしまった飼い猫を思い出し心にぽっかり猫穴が。ご高齢のご両親と同居で、猫を飼うのが困難な身。そこで、担当編集者のK嬢に勧められ、植物に愛を注ぐ日々が始まった。とまず初めが椎茸というところでずっこける。植物?続くまいたけ、スプラウト(種!)となかなか異色なラインアップ。それでも、名前をつけて愛でる公子先生。そのネーミングが面白い。もちろん、育てながら広がるいつもの妄想は止まらず、もう笑いっぱなし。そして、最後にホロリと。リフレッシュにおすすめですよー。

  • tetsubun1000mg

    愛猫が亡くなって、埋められないペットロスから立ち直るために編集者のK嬢とともに植物栽培に取り組む北大路さん。椎茸、スプラウト、ヒヤシンスと定番のようだが北大路さんが書くと、アイドルグループになったりデビューを目指したりと妄想が広がっていく。調べ物をPCで検索するときはググるのが普通だと思うのだが、北大路さんは「Google最高顧問にお伺いを立てる」そうだ。最高! 後半は強風や地震、父親が突然亡くなったりと大変だったようだがたくましく生きられているようだ。 飼い猫ロス解消にはまだまだ時間がかかりそう。

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