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祭りの日慶次郎縁側日記

北原亞以子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103892212
ISBN 10 : 4103892218
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

この俺が、江戸という神輿を担ぐ男になる。そう思っていた。昨日までは―憧れの町で、闇にはじき出された若者が一人。僅かな手がかりを追い、悪の道から救えるか、慶次郎。惜しくも急逝した著者が遺した最高傑作シリーズ最新作。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アルラ

    北原さんの訃報は春先だった。また一人職人と呼べる作家さんがいなくなってしまい寂しいかぎり。今回は特に「黒髪」と「かぐや姫」が良かった。恋しい。会いたい。切ないほど人を好きになる瞬間の揺れ動きが描かれている。生きていくって辛いし人間は本当に複雑だ。情けないくらい弱い時もあるし、どこに?と驚くほどしぶとく強い時もある。ほんの些細な行き違いで道は分かれ、取り返しのつかないこともある。しかし、どんな境遇になっても道を開くのは自分しかいない。心のわだかまりを捨て前を向いて歩きなさいと教えていただいた。感謝します。

  • 007

    ★★★★☆ 円熟した作品で気持ちが落ち着きます。働いても働いても暮らしが苦しいとか、働き口さえ見つからず身を落とすとか、連れ合いを亡くして失意のままとか・・・不本意な人生を送る人々の喜怒哀楽を綴った9短編。読者のご想像にお任せします的な締めになっているので、それぞれの今後の幸せを祈りたくなった。生きてゆかねばならぬのだ。作者が3月に急逝されたことが残念でなりません。

  • ケイプ

    私の大好きなシリーズの一つ、慶次郎縁側日記です。もっと続いて読みたかったけれどだんだん最終巻に近づいていることが残念です。人生いいことばかりではないです。自分の弱さで悪事に足を踏み入れてしまうこともあるだろうし、どうしようもない悲しみに行き当たることも。そんなときにそっと寄り添ってくれる人がいます。かげになり優しく時には厳しく、あるときは無関心をよそおい、でも人は誰かと繋がっているんだなぁってじんわり思えます。どこか曖昧さを残す終わり方も好きです。

  • さいちゃんの母

    良かった。北原あいこは上手い。慶次郎縁側日記が終わる事知ってるだけに、辛い。'祭りの日'はどれも読み応えがありました。表題の'祭りの日'も良かったけど、'御茶漬蓬莱屋'にはホロリとさせられました。今回は子どもに関した話が多かった様な!先が見えた連載シリーズなんか空しい。ずっと続く、慶次郎シリーズは不滅。慶次郎は永遠の根岸の寮番。

  • ナディ

    短編で読みやすかった。後味も悪くなくて良かった。NHKのドラマのイメージで読んでしまった。淡々とかき乱されることもない時代物は、雨の日に丁度いいかも

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