峠 慶次郎縁側日記 新潮文庫

北原亞以子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101414171
ISBN 10 : 4101414173
フォーマット
出版社
発行年月
2003年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,414p

内容詳細

山深い碓氷峠で、思いがけず人を殺めた薬売りの若者。江戸に逃れ、別の人間になり変わって生きようとするが、過去を嗅ぎつけた者たちに狙われ、底知れぬ運命の変転に呑み込まれることに。一瞬の過ちで人生の「峠」を踏み外し、幸せから遠ざけられて捩れてゆく人間たちに、慶次郎の慈悲の心は届くのか―。晃之助、玄庵、佐七ら、お馴染みの面々の活躍も冴える、好評シリーズ第四弾。

【著者紹介】
北原亜以子 : 東京生れ。石油会社、写真スタジオに勤務後、コピーライターとして広告制作会社に入社。その間、創作活動を開始し、1969(昭和44)年「ママは知らなかったのよ」で新潮新人賞、同年「粉雪舞う」で小説現代新人賞佳作を受賞。’89(平成元)年『深川澪通り木戸番小屋』で泉鏡花賞、’93年『恋忘れ草』で直木賞、’97年『江戸風狂伝』で女流文学賞をそれぞれ受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちゃいろ子 さん

    ほんのちょっとした曲がり角に。 誰でもが出会ってしまうかもしれない魔があって。 出会わなければ平凡な人生を穏やかに過ごせたのに。 事実としては、誰かに大怪我を負わせた、もしくは殺してしまった。 でも、その前の真実は? 捕らえる側の人間たちが、罪は罪。だが、、と立ち止まってくれるのが 良いのですよねぇ。

  • ろば さん

    慶次郎と婿の晃之助、それぞれの個性が表れてきたように感じました。慶次郎、ルックスでは完全に婿から負けてますが(笑)

  • Kira さん

    第四集。読むのは二回目。「峠」は160頁ほどの中編。富山の薬売り四方吉は江戸からの帰り道に碓氷峠で追いはぎに襲われ、誤って相手を谷底に突き落としてしまう。江戸に引き返し、宗七と名乗って塩売りをするが、四年後、宗七の妻おつぎが現れる。碓氷峠にそれぞれの人生の峠が重なる。巻末の解説が実に的確で感動すら覚えた。シリーズ第四集で「峠」をもってきたことに、やはり何か意味があるのだろうと思う。

  • kazukitti さん

    最初が嫁入り直前の娘がレイプの挙句自死するとかとんでもなくムナクソの悪い話からスタートしたから、もうあれだ、このシリーズはシンドイ話を、解決もしない大団円になりそうもない展開を尻切れトンボのラストで明るく情緒あるように見せる雰囲気でぶった切る話と考えるしかw つまらなくはない。つまらなくはないけど、まぁシンドイw 「峠」ももうちょと読みやすくならなかったのかとかね。雰囲気は京極風ではあったけど、あっちの方が登場人物のごちゃごちゃした感情を説明してるけど、全然わかりやすいよね。まだもう少しねばってみようw

  • うみろー さん

    人間思ってもみなかったことで、足元がすくわれることがある。真面目に小さくとも幸せに生きて来た人でも理不尽なことで人生を捨てなくちゃいけないことがある。そんな背中が冷えるようなことに、あらためて気づく。そう。世の中は公平ではない。

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人物・団体紹介

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北原亞以子

1938年東京生まれ。69年「ママは知らなかったのよ」で新潮新人賞を受賞しデビュー。89年『深川澪通り木戸番小屋』で泉鏡花文学賞、93年『恋忘れ草』で直木賞、97年『江戸風狂伝』で女流文学賞、2005年『夜の明けるまで』で吉川英治文学賞を受賞。13年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載され

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