「マウント消費」の経済学 小学館新書

勝木健太

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784098254859
ISBN 10 : 4098254859
フォーマット
出版社
発行年月
2025年01月
日本
追加情報
:
確実に帯が付いた状態での出荷、また初版など版のご指定はお約束しておりません。

内容詳細

消費トレンドはモノ・コトからマウントへ

「こんな素敵な場所に旅行してきました」
「こんな美味しい料理を楽しみました」
「こんな特別な人と過ごしています」

SNSで頻繁に目にするこうした投稿。その背後には、多くの人が無意識のうちに抱える「マウント欲求」が潜んでいる。令和の日本では、SNSの普及とともにこの欲求が顕在化し、日常のあらゆる場面に深く浸透している。一見ネガティブに映るこの現象だが、実は日本経済を活性化させる「隠れた切り札」として大きな可能性を秘めている。

なぜテスラやアップルは次々と新たなイノベーションを生み出せるのか。
NewsPicksやSAPIXが絶大な支持を集める理由とは。

その答えは、「マウント消費」という次世代の消費トレンドに隠されている。

本書は、ベストセラー『人生が整うマウンティング大全』の企画・プロデュースを手掛けた筆者が、自身の豊富な知見を余すところなく凝縮した渾身の一作である。「マウンティング」という人間に備わる根源的な欲求が、どのように社会を進化させ、イノベーションを生み出し、経済を動かしてきたのか。そのメカニズムを解き明かしながら、これからの日本が目指すべき成長戦略を提示する。

【編集担当からのおすすめ情報】
「マウント」の本質に迫ることで、日本の未来を切り拓く道筋が鮮やかに浮かび上がっています。次世代の消費トレンドや価値観を鋭く分析し、独自の視点と抑制の効いたユーモアを交えて、これからの社会の在り方を鮮烈に描き出す──知的な挑発が光る本書は、読む方の思考を刺激し、新たな視座を提供することでしょう。

目次は以下の通りです。

はじめに 消費の価値は「モノ」から「コト」、そして「マウント」へと変化している
第1章「マウント消費」の活性化を通じて、「低成長の時代」を乗り越える
第2章「マウンティングエクスペリエンス(MX)」を活用することで、革新的なサービスを生み出すことに成功した海外事例
第3章「マウンティングエクスペリエンス(MX)」を活用することで、革新的なサービスを生み出すことに成功した国内事例
第4章マウント欲求を起点とする事業アイデア〜日本が目指すべきは、テクノロジー競争ではなく、「マウンティング発のイノベーション」〜
第5章イノベーションを「技術の革新」から「欲求の革新」へと再定義する
あとがき

【著者紹介】
勝木健太 : 1986年生まれ。京都大学工学部を卒業後、三菱UFJ銀行に入行。4年後、PwCコンサルティングおよび監査法人トーマツを経て、経営コンサルタントとして独立。2019年6月に株式会社And technologiesを創業。2021年12月に株式会社みらいワークス(東証グロース)に会社売却し、執行役員・リード獲得DX事業部部長に就任。2年間の任期満了後、退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あらたん さん

    タイトルから「暇と退屈の倫理学」のようなものを想像していたが、まさかのマウント消費の礼賛本だった。「マウント消費」ってネガティヴワードではなかったの?礼賛であっても説得力があれば読めるのだが、出てくるのは浅い浅い事例紹介だけ。でもタワマンはなぜか入ってない。今のマウントの舞台といったら何をおいてもタワマンなんじゃないの?編集者大丈夫か?

  • Roko さん

    「他人よりも自分がステキなの」「こんなステキな所へ行ったの」「家族と楽しい時間を過ごしているわたし」みたいなことが、SNS上に山ほど投稿されている今日この頃。何かを思いっきり自慢しているなら、まだマシだけど、悪目立ちしないようにちょっと言い訳も入れつつ自慢するというマウンティングって、何だか気持ち悪いなぁ。というのがこの本を読んでいて感じたことです。

  • せっちゃんさん さん

    タイトル以上でも以下でもない。「マウント消費」=さりげなく自分の日常が凄いアピールする活動。そのニーズ合わせた国内外企業の取り組みを紹介。という本。ハーレーのバイク、アップルウォッチ、サピックス…。何だろ…『ブランディング』を無理矢理実例として紐付けてる…。データも無いし、ただ著者の概念が綴られるだけ。後、多分この本は生成AIで書いてる。意味の無い装飾言・遠回しなビジネス表現。キーワード放り込んで文章化させて、無理くりページ数を増やしてるから中身が全然ない。最初の10ページ立ち読みで充分な1冊。

  • 江口 浩平@教育委員会 さん

    【経済学】オーディブルにて聴了。消費する対象がモノからコト、マウントへと移行していっているということを、世界的に成功している企業などを例にとりながら紹介していく。「サカナクションを聴いている私は音楽に対してこだわりがある」「『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読んでいる私は読書をしようという意識の高いビジネスマンである」といった、消費行動が周囲に対するアピールとなっているというのはたしかに頷ける。消費行動がいかに消費者の承認欲求を満たせる経験になるかが大事だということ。

  • jackbdc さん

    面白い。MXという表記は初見だが、その実は生物的社会的に本質的。既存の似た様な論を整理し認識を強化する効果を生む本。ユニークなビジネスモデル事例の紹介が楽しい。玉石混交なんだろが、常識を何らか逸脱した事例は心を刺激する。自分の歴史を振り返って、教育消費なんて本論の例に重なってみえたけれど、そんな意識は無かったよなと言い訳をしたくもなる。そうして気付いたのはマウント消費の無意識性。その行動原理が本質的であればこそ、選択的行動のみならず、習慣や文化の様に日常に選択が埋め込まれる構造になるのかな?とか妄想。

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勝木健太

1986年生まれ。京都大学工学部卒業。三菱東京UFJ銀行に入行後、PwCコンサルティングおよび監査法人トーマツを経てフリーランスとして独立。2019年にAnd Technologiesを創業し、2021年には同社をみらいワークス(現東証グロース上場)へ売却。売却後は、執行役員としてリード獲得DX事業

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