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21世紀における語ることの倫理 〈管理人〉のいない場所で

助川幸逸郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784894765665
ISBN 10 : 4894765667
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
堀啓子 ,  

Content Description

目次 : 電子化によって書物/文学とそのディスクールおよび受容にどんな変化が生じるのか/ 名作は誰のもの?―アメリカの読み捨て本VS.明治文学の金字塔/ 国際金融とネット言論の倫理―メタレベルなき世界での合意形成をめぐって/ フェティシズムの現代的意義―岡川氏の論文の補足と若干の私見/ 歴史を記述する倫理―近年における「史料改変問題」を事例に/ 書くことの公共性はいかにして成り立つのか―カントの再読を通して/ 逸脱という戦略―谷崎潤一郎『悪魔』『続悪魔』における主体の生成/ 3・11以降に語ること―単独であるところから、古典知と共に/ 文字を何に載せるかということ―ある戯作への自注

【著者紹介】
助川幸逸郎 : 横浜市立大学他非常勤講師

堀啓子 : 東海大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 歩月るな

    10年前の2010年のシンポジウムを基にした論文が収められてる本だが、3.11以降に触れた言説が光る。報道に対する「ネット言論の道徳」に触れていたり、市場の為替取引をパロールとラングに言い換えた表現がなかなか面白い。タイトルは<語ること>だが、<描かれたもの>も同様のコミュニケーション手段なのは見ての通りである。10年で何が変わっているか考えてみるのも良いかもしれない。『小説神髄』以降の翻案小説の広がりが文学の土壌なので、著作権云々も然り。カント読みたくなる。10年前とは言え今現在も変わってないような。

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