お咒い日和 その解説と実際 角川文庫

加門七海

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041092026
ISBN 10 : 4041092027
フォーマット
出版社
発行年月
2020年07月
日本
追加情報
:
272p;15

内容詳細

ゆびきりをする、千羽鶴を折る、九字を切る、海女が五芒星の文様の護符を身につける。普段何気ない作法や所作にお咒いの意味が込められているとしたら。お咒いとは人の願いと欲を叶える手段のこと。縁結び、ノロイや祈祷、それらすべてお咒いだ。伝統を守り約束事に従えば、たちまち良くも悪しくもすさまじい力を発揮する。圧倒的な数の文献と民俗学の知識と取材により、深くて広いお咒いの神秘と謎に迫った手引書。

目次 : お咒いとは/ 第1章 お咒い日和(言/ 結・折・切/ 身/ 遊/ 芸)/ 第2章 古来のお咒い(大工/ 大麻/ マタギ/ 海女/ 傀儡・木偶まわし ほか)/ 第3章 お咒いと占い

【著者紹介】
加門七海 : 東京都墨田区生まれ。美術館学芸員を経て、1992年『人丸調伏令』で作家デビュー。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、作品にもそれらの知識が反映されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO さん

    加門さんの怖い物語ではなく、おまじないについての本当に民俗学的な分析の本です。最近はおまじないなどをあまり信じる人はいなくなってきているのではないかと思われます。私の年代の人たちは結構子どもの頃におまじないというのをかけていた気がします。何方かというとねがいごと的な感じが多かったのですがこの本ではそのさまざまな意味などを解説してくれて古代からの歴史的な分析もされています。こんなにもおまじないということについての解説本はめったになと思いました。

  • あつひめ さん

    昔の人は意識的におまじないを暮らしの中に取り入れていたかもしれないが、いつの間にかなんとなく無意識でおまじないを取り入れるような安易な使い方に変わってきてしまってる気もする。民族学的な難しいものもあるけれど、自分なりの験担ぎも心に暗示をかけるおまじない…のような気がする。昔から言われていることはきちんと根拠もありそうだ。でも、どこかでその根拠は伝えられていなかったり。そのミステリアスなところも効果がありそうと思わせられる要因のような。世界中にもおまじないはあるだろう。知識として知っておくのも良い気がする。

  • meow3 さん

    古くから行われている日本中の呪術、祭祀などのオマジナイを紹介した本。ほんっっとうによく調べられていて、民俗学の域です。それにしてもこれだけのまじないがあるのは八百万の神がおわします日本ならではですねぇ。

  • ヘビメタおやじ さん

    面白かったです。題名からして、オカルト・スピリチュアル系のものかと思っていましたが、起源と歴史が詳しく書かれていて、知的好奇心を刺激します。おまじないというのは、宗教よりも根源的に世界をどう見るのかということなのだとよく分かりました。何気ない仕草にも、人間の世界に対する思いが表れる、人間がいとおしく思えました。

  • たけはる さん

    新年1冊目。この方の本は学問的なところがあっておもしろいなーといつも思う。本書もおまじないのやり方などではなく、どういった物や仕草に人間が呪術的な力を見出してきたかといった論に主体がある。知的好奇心が刺激された。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品