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「教養」として身につけておきたい戦争と経済の本質

加谷珪一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784862805096
ISBN 10 : 4862805094
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2016
Japan

Content Description

戦費は常に対GDP比15%以内!アメリカ勝利の法則、イギリス、アメリカでの外貨獲得が日露戦争での勝利をもたらした、クリミア戦争でイギリスは敵国ロシアを支援し世界的地位をものにした―ビジネスに効く!誰も教えてくれない「戦争」と「お金」の密接な関係。

目次 : 第1章 戦争にはどのくらいお金がかかるのか/ 第2章 世界から見た戦争とお金/ 第3章 戦争と経済にはどんな関係があるのか/ 第4章 戦時の株価に見る現在と未来/ 第5章 地政学を理解すれば世界の動きが見えてくる/ 第6章 戦争が起きた時、ビジネスはどうなるか/ 第7章 これからの戦争の勝敗はITで決まる

【著者紹介】
加谷珪一 : 経済評論家。宮城県仙台市生まれ。東北大学工学部原子核工学科卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在は、金融、経済、ビジネス、ITなど多方面の分野で執筆活動を行っている。億単位の資産を運用する個人投資家でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • kakoboo

    戦時が経済にどう影響を及ぼすのか、経済がどういう状態だとそれがどのように戦争に影響されるのかが書かれております。両者の関係は決して一義的なものではないのですが、データや分析がしっかりしており目から鱗のような内容が多かったです。(太平洋戦争下の日本で株価がそこまで下がらなかった理由であったり日本の雇用制度が戦争を通して生まれた制度である等)それだけれはなく、地政学の触りやITを駆使した現代の戦争の状況も書かれていてページの割にボリュームがあってよかったです。面白いです。

  • むらきち

    よく分かる戦争経済の本。GDPと株についても初歩的な解説がある。地政学の解説も全然知らなかったので良かった。日朝、日露、太平洋戦争、それからアメリカの戦争時のデータなどを踏まえて解説。インフラ、ITの話もある。読みやすいわかりやすい分、簡素。こういう本が欲しかった。イギリスが敵国に金融市場を開いた理由、普通の歴史の本では意味不明だったけど、おかげで何となく理解できた。

  • jiangkou

    戦争と経済活動の本質は同じで経済活動に弱い国は戦争遂行力も低いという本。冒頭日清以降の戦費とGDP比較があり改めて国際経済無視した太平洋は無理ゲーだったことがわかる。しかも指摘されてるように日米開戦の原因は日露で金投資してくれた米の意向無視して満州自分のものにしたから、と厳しい指摘。確かに日本は感情で動く、ある意味ずるいから、経済、戦争パートナーとしては信頼おけないかもね。ポイントは面白いが深みがなくもう少し深い考察があればなお良しか。

  • Y田

    戦争には金がかかる…という事の具体的な意味が分かってなかった。軍事費と言っても、兵器の購入だけでなく、運用、メンテナンスコスト(空母の維持費!) 、兵器を扱う人材育成、それから人材の事務管理コスト等々、、「戦争とは経済活動そのもの」というのも頷ける。日露戦争と太平洋戦争の戦費調達の方法の違い、日米のGDPに対する戦費の大きさといった比較もとても分かりやすい。無課金の学生と重課金社会人の勝負だったってことか…(-_-) ◆複数の角度から見て総合的に物事の判断をすべきというのがよく分かった。感情じゃなくて。

  • ヴァン

     だれでも戦争は嫌だが、一国の歴史のなかでは戦争を避けて通ることはできないことも真実だ。この本は、かつて日本が遭遇した、日清・日露戦争から太平洋戦争に至る戦いのコストを掲げて、その資金の工面を解説しながら、太平洋戦争では敵対国であったアメリカのコストに対しても同じように解説し、戦争と経済の問題を論じる。現代戦や将来のITと戦争についての考察も興味深いが、ページ数の関係か多少物足りない感はある。

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