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天皇の歴史 08巻

加藤陽子

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062807388
ISBN 10 : 4062807386
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2011
Japan

Content Description

生涯に3度焦土に立つことになる近代立憲制下の天皇は、激動の時代にあっていかなる役割を担うことになったのか。動揺する国際情勢の中、国家・歴史の「動力」となった昭和天皇と時代の特質を究明する。

【著者紹介】
加藤陽子 (書籍) : 1960年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。専攻は日本近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    この時代の歴史書での天皇の描き方はいつも受身であまり自分での考え方というのがあまり明瞭になっていないものが多いのですが、この本ではかなり天皇の視点から書かれていると感じました。やはり軍部の独走をあまり快く思わなかった部分も結構あると感じています。かなり資料などを読み込んで書かれた歴史書だと感じました。

  • 樋口佳之

    米騒動に参加し、刑事処分を受けた八一八五人のうち、在郷軍人は九九〇人(一二・一パーセント)、青年団員は八六八人(一〇・六パーセント)にも達していた。

  • tt23836148

    『天皇の戦争責任』単純な問い。あるのか。ないのか。あるとしたらどのくらいなのか、ないとしたらどのくらいなのか。これは単純にそれを検証する書物と言える。注目したのは「マリアナ沖海戦で大敗し、制海権・制空権を失った四四年七月の東条内閣退陣の際、なぜ戦争終結へともってゆけなかったのかとの『問い』は、太平洋戦争を生き延びた人々が当時を振り返ったとき、等しく感じる『問い』ではなかろうか。」自分の祖父はシベリアに抑留されていたと言う。その意味では当然祖父はこの戦争の当事者で自分はその血を継いでいる。つまり-

  • MUNEKAZ

    皇太子時代から終戦までの昭和天皇の歩みを、当時の国内外の情勢も交えながら濃密に描く。陸軍皇道派や右翼団体による祭り上げは、明治憲法に織り込まれていた天皇の無答責性を剥奪し、「政治的存在」へと向かわせる。また天皇自身も軍部へのいら立ちから、軍を直接制御に乗り出そうとする。それは立憲君主をあるべき姿としていた昭和天皇にとっては皮肉なことであり、辛いことでもあっただろう。勇ましい言葉の並ぶ勅書や勅語、軍服姿でのメディアへの露出など、天皇の本心はどうあれ国民からはどう見られていたのかを言及しているのも興味深い。

  • ma3

    一言でいうなら、非常に勉強になりました。昭和戦前期の政治情勢がこうも複雑に諸勢力が絡み合っていたとは。政府だけでなく、軍部・官僚・宮中。それもそれぞれに諸派があり、それぞれの思惑が絡み合う複雑さ。こうした中で「戦争」に突入していった様がよく見えてきました。でも中国との和平を陸軍が容認していたのに政府・内閣が強硬にしていた局面もあったとは。ほんと、勉強不足を痛感です。

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