別冊NHK100分de名著 フェミニズム 教養・文化シリーズ

加藤陽子 (書籍)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784144072970
ISBN 10 : 4144072975
フォーマット
出版社
発行年月
2023年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
176p;21

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読書メーターレビュー

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  • ケイ さん

    加藤陽子氏は、フェミニズムを論じる為に『伊藤野枝集』を介し野枝の体当たりの試みと限界を説明。氏自身も覚えのある限界だが、ハーマン『心的外傷と回復』を語る上間陽子氏の言葉に突破口を見出している。鴻巣友季子氏は『侍女の物語』を自身が賛同するフェミニズム論の裏付けに用いてはいまいか。上野千鶴子氏の論法は危険だ。難書を端的に巧みに紹介した上で自身の思想を入れ込む―「いい女」とはトランプ妻を例に引き凡庸で陳腐な存在だと言う。結婚し子供を産み育てる性道徳をここ三世紀ほどのものだと切り捨てる。私は賛同できない。

  • とよぽん さん

    170ページ足らずのコンパクトなボリュームに、現在に至るフェミニズムの重要なことをしっかり載せてあることに驚いた。そして、番組を見ていなかったことが残念だった。4名の執筆者はそれぞれ素晴らしい研究や実践をしていらっしゃることはすでに周知のことだが、この本にまとめられた論は社会における女性の立ち位置を、歴史を通して改めて認識させる画期的なものだった。特に、伊藤野枝とセジウィックの章が!

  • 樋口佳之 さん

    今年のノーベル経済学賞もこのテーマのものになったらしく。何度かの波なのでしょうが、私としてはケアの倫理の提出した問題を含んでいるのだろう今回の波は、とても大きいものとなっていると思いながら読み終えました。「侍女の物語」の重苦しさの原因がわかったかも。積ん読状態の「誓願」よむかな。

  • ケイトKATE さん

    2023年1月2日放送の『100分deフェミニズム』で強烈な印象を与えたのが、上野千鶴子が取り上げたイヴ・セジウィックの『男同志の絆』である。セジウィックは女性の地位向上を阻む存在として、男性中心の社会的連帯である”ホモソーシャル”があることを発見した。ホモソーシャルとは、家父長制、異性愛、同性愛者嫌悪、女性蔑視を持っている男性の集団のことである。ホモソーシャルに属する男性にとって女性は獲物であり、至上の喜びはホモソーシャルで競うライヴァルから認められることであるという上野千鶴子の指摘は見事であった。

  • 崩紫サロメ さん

    上野千鶴子がセジウィックの『男同士の絆』をどのようにまとめているのかに興味を持って手に取ったが、期待通り簡潔にわかりやすく説明しており、さらに「女同士のホモソーシャルは可能か?」という議論を展開しているのも良かった。また、他の3編も興味深い。アトウッドの『侍女の物語』、中国で話題になっており、中国語で読みかけて序盤で挫折した『侍女的故事』のことであると途中で気付き、また読み直そうと思った。

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