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ワニ氏の研究 日本古代氏族研究叢書

加藤謙吉

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784639022817
ISBN 10 : 4639022816
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2013
Japan

Content Description

小野妹子の小野氏、山上憶良の山上氏等、多くの氏族を包含していたワニ氏。血縁によらない擬制的な同族集団であったワニ氏の成立から発展、そしてワニ氏内の有力氏族の変遷について、数多の史料を精査し、丁寧にかつ大旦に跡づける。

目次 : 序 ワニ氏研究の現状とその問題点/ 第1章 ワニ氏のウジの構造とその特質/ 第2章 大和東北部のワニ系諸氏とその歴史的展開/ 第3章 山背・近江とその他の諸国のワニ系諸氏/ 第4章 ヒコイマス王・ウジノワキイラツコの系譜・伝承と継体朝の成立/ 総括・ワニ氏同族団組織の成立

【著者紹介】
加藤謙吉 : 1948年三重県に生まれる。1976年早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。2001年博士(文学)(早稲田大学)。現在、成城大学・中央大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • terve

    古代氏族研究叢書の第三弾です。ワニ(和仁、和邇、和爾、和迩、丸邇など。ワニワニパニックみたいですね…)氏はかなり多くの氏族を包括しています。実際、ワニ氏で一括りにできないレベルの氏族があるので、それを一書にまとめるのはかなり難しいでしょう。加藤先生の手腕はお見事としか言えません。ワニ氏の擬制的同族団組織の発展のあり方が、王権の政治的意向に沿うという結論を導きましたが、地方にどう展開していくか、王権の影響力はいかほどかといったところが今後の課題となるでしょうか。

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