Product Details
ISBN 10 : 4000010891
Content Description
啓蒙主義から観念論にいたる思想史上の黄金期に、哲学者・文学者が注視したのはスピノザであった。危険視されていたその哲学への接近と反発、そして摩擦的読解の連鎖が豊饒な哲学革命を生み出してゆく。「スピノザ・コネクション」が切り拓く新たな哲学史の地平。
目次 : 序 「スピノザと」読み解く近代ドイツ哲学史/ 第1部 ドイツ啓蒙主義とスピノザ(主義)(ピエール・ベールと『歴史批評辞典』の「スピノザ」/ ライプニッツの神学政治論―合理主義の系譜/ 凡庸さの問題、あるいは、誰がスピノザを殺したか?―クリスチャン・ヴォルフのスピノザ批判 ほか)/ 第2部 汎神論論争とその周辺(レッシングとスピノザ/ スピノザとメンデルスゾーン―汎神論論争が抱える「神学・政治問題」/ ヤコービとスピノザ論争 ほか)/ 第3部 カントとドイツ観念論のスピノザ受容(カントとスピノザ/スピノザ主義/ フィヒテ知識学の展開におけるスピノザ批判の重要性/ 若きシェリングのスピノザ主義 ほか)
【著者紹介】
加藤泰史 : 1956年生。椙山女学園大学国際コミュニケーション学部教授・一橋大学名誉教授。哲学、倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .
