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東拘永夜抄

加藤智大

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784826505918
ISBN 10 : 4826505914
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

秋葉原無差別殺傷事件から5年半―時間の経過と環境の変化が私を変えた。

目次 : 1 気楽に派遣労働をする/ 2 半端にオタク的な遊びをする/ 3 大問題が発生する/ 4 不安定状態に安定する/ 5 3歩進んで2歩下がる/ 6 そして事件に至る/ Extra 曲解―捏造スパイラルに陥る

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ネギっ子gen

    秋葉原無差別殺傷事件犯人による手記。巻頭に<『物語』で事件を説明しなくてはいけない>と宣言し、「prologue」に始まる「Stage1-6」「Extra Stage」「epilogue」の達者な文章は、過去を悔やむ死刑囚の手記というより、RPGの世界のよう。この手記の後、実弟の自殺というリアルに直面するのだが、その時著者は何を思ったであろう。「東拘」とは、「東京拘置所」の略。拘置所は、裁判での判決を待つ「被告人」を収容する施設だが、死刑囚は(死刑という)刑が確定していないということで、麻原もここだった。

  • 澤水月

    人は「物語」で物事を理解するようです…私も「物語」で事件を説明しなければならない…14.1刊行だが佐村河内、小保方騒動予見したように勝手に思えゾクっ。内容は中島岳志ルポや「解」で本人が辿った生育歴と逮捕後のこと。友人刑事医師らのやりとり緩急つけて書く(虐待は今回執拗に描かない)辺り「物語」作りが上手くなってて「解+」で完全に狂気、拘禁反応と思えたのに…ソープ、中学時の女性交際など「非モテや童貞でない」主張か。だが事件前夜飲酒運転にならぬよう酒控えたり拘置所で白バイの音に胸躍るの書くのはやはり普通と言い難い

  • garth

    「人は「物語」で物事を理解するようです。それなら、私も、「物語」で事件を説明しなければならないのでしょう」というわけで、非常にわかりやすいストーリーになっている。『解』『解+』の狂気からこの世に近づいてきたのか、それともサイコパス的に適応しようとしているのか判断しづらい(加藤が“サイコパス”と分類される人格障害であることはほぼ間違いないように思われる)。

  • 半木 糺

    2008年の秋葉原殺傷事件を引き起こした著者の半生記。文章が意外なほど明晰で読んでいて驚いてしまった。しかし、一方でその文章は恐ろしいほど平板で、説明文を読んでいるかのような印象を持ってしまう。なぜか。著者に圧倒的に情緒が無いからである。著者の幼少期の母親からの「しつけ」の様子が序盤に記されるが、いわゆる極端な教育ママだった母親のそれは傍から見ても苛烈である。著者自身は母親に対する怨嗟の念を頻繁に記しているが、それが反転し、他者への攻撃性として表面化する様も描かれている。

  • hiratax

    一度読んでいたのに気付かず再読してしまった。あらためて読んでみると、編集の手がある程度入っているとはいえ、著者は明瞭な文章を書いている。少なくとも偏差値は高い人だなと思わせる。それでも、著者は何か小説に夢中になった素振りはない。アニメ、ゲームなどのサブカル、オタク的なアイテムにも興味がない。車が好きでゴーカート場を作りたいと思いつつも、そういうのは金持ちしかやれないと思ったから絶望した、本当はお金を貸してくれる人、ビジネスパートナーを探すらしいがそんなことは知らなかったとうそぶく。思考がすごく幼い。

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