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三笠宮と東條英機暗殺計画 極秘証言から昭和史の謎に迫る Php新書

加藤康男

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569832722
ISBN 10 : 4569832725
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
January/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

平成28年10月27日に百年のご生涯をまっとうされ、薨去された三笠宮崇仁親王。実は、将来発表されることを望まれて、封印された歴史についての証言を遺されていた。昭和19年夏。日本が絶対国防圏と定めたサイパンが危機に陥ると、首相、陸将、参謀総長を兼ねる東條英樹への批判が巻き起こる。「このままでは日本は蹂躙される」。意を決したある陸軍少佐が、東條抹殺を企図。計画書を三笠宮に渡そうとする。そして…。三笠宮殿下のロングインタビューや未公開史料から、昭和史上、稀に見る怪事件の謎を解き明かし、歴史の闇に迫る。

目次 : 序章 三笠宮からの電話と書簡/ 第1章 津野田少佐と牛島辰熊/ 第2章 知将・石原莞爾、小畑敏四郎/ 第3章 東條暗殺へ動く三つの影/ 第4章 三笠宮の翻意、津野田逮捕へ/ 第5章 戦後民主主義と三笠宮

【著者紹介】
加藤康男 : 1941年、東京生まれ。編集者、ノンフィクション作家。早稲田大学政治経済学部中退ののち、出版社勤務。退職後は、近現代史などの執筆活動に携わる。『謎解き「張作霖爆殺事件」』(PHP新書)で第20回山本七平賞奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 筑紫の國造

    昨年薨去された三笠宮殿下のインタビューをもとに、津野田知重少佐による東條英機暗殺計画を追う。三笠宮の証言は貴重だし、文章はサクサク読める。しかし、日本語としておかしいところがちょこちょこあったり、心情描写や情景描写が小説チックになっているのは頂けない。何より、柳条湖事件を日本軍の仕業でないと言ったり、根拠薄弱な推論を述べたりする部分は本書の価値を大きく下げていると言わざるを得ない。筆者は関係者の心情によって推論を展開する時があるのだが、それでは到底説得力があるとはいえないだろう。

  • ネコ虎

    東條暗殺等テロ・クーデタ計画が3つもあったとは知らなかった。ヒトラーと違うから首相を変えたからといって好転するはずもないのに。津野田少佐のテロ計画は杜撰につきる。海軍高木惣吉のテロ計画まであったとは。それも左翼臭が。それぞれに皇族が関わっているのが如何にも日本的だ。皇族が優柔不断なのが幸いしたかもしれない。三笠宮は戦後左翼的な言動をしているが、日本軍の残虐さの証言は全部伝聞で、共産軍を賞賛していたのは呆れる。終戦直後三笠宮に英語教師として天皇否定のハーバート・ノーマンが充てられたのは、日本側左翼の陰謀か。

  • KAN

    サイパン陥落前後に繰り広げられる首相暗殺計画とそこに関わる宮家の動向が三笠宮ご崩御を契機として明らかにされる。終戦ものは大きく取り上げられてきたし、そこに天皇の聖断が大きく関わっているのだが、先立つ1年以上も前に終戦に向かって宮家も関与する動きがあったことを詳細に知ることができた。サイパン陥落(戦死者3万、民間人犠牲1万!)での最後の二千人のバンザイ突撃の日が7月7日。この本をよんでいたのがちょうど73年後の7月7日というのは、なにか因縁めいたものを感じ、犠牲者たちの冥福を祈らざるを得なかった。

  • 樋口佳之

    三笠宮もGHQに洗脳されたと言いたいのかな。

  • スターリーナイト

    2019-33 東條さんは幸運な人だと思う。戦犯にはなったけど。

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