「超」怖い話 寅 竹書房怪談文庫

加藤一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801929807
ISBN 10 : 480192980X
フォーマット
出版社
発行年月
2022年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
223p;15

内容詳細

中部地方の旧家にある曰く付きの六畳間。家の者がそこで寝ると病を得、よその者が寝るとある夢を見る。果たしてその夢とは…「四方八方」、東北出身の全盲の祖母が孫に語った秘密。闇の中に見える不吉な黒い朝顔の種が意味するのは…「同じ闇を見ている」、釣り先で友人がどこからか拾ってきたキャリーカート。捨てろと言っても聞かず、しだいに言動に異変が…「キャリーカート」、山で篠笛の練習をしていると呼応するように聞こえてくる美しい音色。祖父はヌエの声だというが、その正体は…「笛の音」ほか、仄暗い密林にそっと身を潜め獲物を狙う虎の如く、突然あなたに襲い来る怪34話!

【著者紹介】
加藤一著 : 1967年静岡県生まれ。人気実話怪談シリーズ『「超」怖い話』四代目編著者として、冬版を担当。また新人発掘を目的とした実話怪談コンテスト「超‐1」を企画主宰、そこから生まれた新レーベル『恐怖箱』シリーズの箱詰め職人(編者)としても活躍中

久田樹生 : 1972年九州生まれ。2007年より冬の「超」怖い話に参加

渡部正和 : 山形県出身。2010年より冬の「超」怖い話に参加

深澤夜 : 1979年栃木県生まれ。2014年より冬の「超」怖い話に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • qoop さん

    昨年が刊行30周年で、今巻がシリーズ累計50巻目とのこと。本レーベルの刊行点数も多くなり、類書と区別できるかといえば正直難しいというべきだろうが、それでもこのシリーズは別格扱いをしてしまうな、と。干支に因んだ…そんな因み方は嫌だが〈虎よ虎よ〉、類話のある中核に空白を据えた怪談の中でも引き込まれる〈エシン〉、ミステリタッチの構成が巧い〈けあらし〉、意味不明さがリアルでおぞましい〈おみくじ〉が印象的。

  • ふなこ さん

    帯にやられた。「おじいちゃんがホワイトタイガーに見える…」そこからどう怖くするの?!と、まんまと引っかかって読んでしまった。複数の短編が収録されているが、例の短編もちゃんと怖かった。

  • Meistersinger さん

    印象に残ったのは「エシン」。それが何か解らないというのが面白い。

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