Books

オルタネート 新潮文庫

Shigeaki Kato

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101040233
ISBN 10 : 4101040230
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2023
Japan

Content Description

高校生限定のマッチングアプリが必須となった現代。東京のとある高校を舞台に、3人の若者の運命が、鮮やかに加速していく――。恋とは、友情とは、家族とは、人と“繋がる”とは何か。悩み、傷つきながら、〈私たち〉が「世界との距離をつかむまで」を端正かつエモーショナルに描く。渾身の青春小説。

【著者紹介】
加藤シゲアキ : 1987(昭和62)年生れ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒。NEWSのメンバーとして活動しながら、2012(平成24)年1月に『ピンクとグレー』で作家デビュー。その後もアイドルと作家活動を両立させ、’21(令和3)年『オルタネート』で吉川英治文学新人賞、高校生直木賞を受賞。同作は直木賞候補にもなり話題を呼んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • mae.dat

    二字熟語タイトルに依る24章立て。12人の登場人物一覧付き。「オルタネート」という高校生だけを対象としたマッチングアプリがとり持つ世界で、オルタネートへの依存度はまちまちではあるものの、概ね高校生なら取り敢えず使うよねって感じなのかな。ストーリーと関係無いけど、どんな収益構造になっているのかが大変興味を唆ります。個人の好みをどんどこ差し出すとその精度が上がるとか、遠くない未来に近しいサービスが登場するかもね。もうあったりするのかな。読書メーターでも「お勧めの読書家」に解析結果を反映して欲しいものです。

  • こーた

    料理、音楽、SNS。三者それぞれの軸を巡る物語は、絶妙に絡んだり絡まなかったりして巧い。タイトルにもなってる高校生限定SNSは、中心というよりは背景として存在する。既に当たり前のツールとしてそれの在る生活は、小説世界に確たる現実感をもたらす。運命、遺伝子、親ガチャ。時代時代によって様々に言われても、その世代特有の生きづらさは、いつの世も共通なのかもしれない。それらは変えていくことができるし、自分の人生は自らの手で切り拓いてゆくことができる。そんな著者の、若い世代へ向けたエール、力強いメッセージを感じた。

  • びわこっこ

    新潮文庫の100冊に挑戦!その記念すべき1冊目は、加藤シゲアキ著『オルタネート』mewsのメンバーであり、直木賞・本屋大賞にノミネートされ話題になっていた頃から、読んでみたい感はあったが、若者の話にはついていけないと思って読まずに来た。新潮文庫の2023の新しい作品と知って、一番目に読むことにした。「オルタネート」とは、高校生のSNSであり、マッチングアプリだ。主人公、新美容と、伴凪津、楤丘尚志とオルタネートで繋がる人々との青春群像だ!若者の話についていけないと思っていたが間違いであった。

  • ジュン

    SNS が開発され、人間関係って凄く変わった面が多い。先日、たまたま高校生と話していたら、大人が考えるよりもSNS で縛りつけられていて不自由だし、重い。この小説に出て来たのは、現代より一歩先の未来のアプリ。遺伝子レベルで相性を調べる機能も使う事ができる高校生限定のマッチングアプリの話しだ。それを使いたくないと頑なに拒む人、まるで神が降臨したかの様に信じ頼りきる人、使いたくても使うことができない人。それぞれがどの様に成長して行くかが面白かった。特に使わない派の蓉の料理対決は逸る気持ちを抑えながら読んだ。

  • セシルの夕陽

    感動してウルッと🥹 文学賞はジャ○ーズに忖度しないだろうと、文庫化を機に手に取った。『オルタネート』とは近未来アプリの名。高校生限定のSNSで、本名・生徒手帳の登録も義務化。退学や卒業同時に退会する仕組み。マッチングを目的として利用している子も多い。オルタネートを敢えてやらない子・崇拝者・やりたくても出来なくなった子と三者視点で描かれて、オルタネートに翻弄されている。ン10年前に通ってきた時代が、甘く切なく、懐かしく胸に甦る。作者を色眼鏡で見てはいけなかった、みずみずしく素晴らしい✨ 解説:重松清氏!

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items