加古里子 (かこさとし)

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こどものとうひょう おとなのせんきょ かこさとし しゃかいの本

加古里子 (かこさとし)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784835454023
ISBN 10 : 4835454022
フォーマット
出版社
発行年月
2016年08月
日本
追加情報
:
31p;23

内容詳細

「選挙」って何? 「民主主義」って、どういうこと?
フェイスブック、ツイッターで大反響! 稀代の名著が緊急復刊!!

2016年で90歳。絵本作家として絶大なる人気を誇る、かこさとし。
そのかこさとし先生が、今から30年あまり前に描いた「民主主義の絵本」です。
ハフィントンポスト(日本版)への掲載をきっかけに、フェイスブックやツイッターなどを通じて大きな反響を呼んでいる本書。

子どもたちが集う児童館前の広場が舞台です。いろいろな遊びをする子どもたちの間では、お互いを邪魔に思うトラブルが絶えません。そこで、子どもたちは、その広場で何をして遊ぶのかを投票で決めることにしました。
投票の結果、多数決で決まった遊び。でも、みんなが楽しく遊べる広場ではなくなってしまいました。
そこにやってきた年上のお兄ちゃんが、新たな良い提案をしてくれます。
お兄ちゃんは、どんな提案をしてくれたのでしょう?

日本社会も世界各国も、混迷を深める現代に、もう一度「民主主義」のあるべき姿を問いかける。優しい絵本の中に、大切なメッセージがいっぱい詰まった一冊です。
いつか選挙権を持つ子どもたちも、18歳で初の選挙に参加する人たちも、そして大人になってしまった人たちも…。
今こそ、この名著で「民主主義」について考えてみましょう。

この本は、最も大切な「民主主義の真髄」をとりもどしたいという願いでかいたものです。
「民主主義のヌケガラ」と後世から笑われないために、私たち自身が反省したいと思っています。
かこさとし

※本書は、1983年・童心社刊『かこさとし・しゃかいの本 こどものとうひょう おとなのせんきょ』を復刻するものです。

【著者紹介】
かこさとし : 1926年、福井県武生市(現越前市)に生まれる。東京大学工学部在学中より、地域の教育文化活動に参加。民間会社勤務のかたわら「だむのおじさんたち」「だるまちゃんとてんぐちゃん」シリーズなどの代表作を発表。47歳で退職後は、創作活動に専念する。科学絵本や伝統の遊びを紹介する本も手がけ、これまでに600冊以上の本を刊行。2008年に菊池寛賞を受賞。2016年、卒寿を迎える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • itoko♪ さん

    TVで紹介されていて面白そうなので読んでみました。子どもの間で起こった遊び場の使い方の問題を通して、子ども目線からの民主主義を、説いてくれます。これ、大人が読んでも「なるほど〜」と、解りやすくてためになりますよ。

  • さいたまのたぬき さん

    絵本作家として生涯活躍し続けたかこさとしさんの絵本。 子どもたちの広場の使い方を通して民主主義で決めるとはどう言うことなのかを語る。 大人でも勘違いしがちだけど、民主主義は単純な多数決ではない。みんなでいろいろな考えを出しあって、たとえそれがたった一人の意見でも素晴らしければ採り入れましょうというような、そこのところを分かりやすくて伝えてくれます。 1983年発刊の再版ですが子どもたちだけでなく、会議等を取りまとめる大人にも、改めてなにかを決めるという際の基本を思い出させてくれる1冊です。

  • ヒラP@ehon.gohon さん

    かこさとしさんの鋭い目に唸ってしまいました。 投票で民意を測ることが民主主義と思っていたら、それは少数派意見を排除黙殺することにつながりかねないというのです。 子どもたちみんなが納得できる仕組みを考える、広場使い方委員を作ることになりました。 大人たちの選挙と、子どもたちの多数決原理の違いに、なるほどと感心させられました。

  • たまきら さん

    古代エジプトの調べ学習ですっかりかこさとしさんをリスペクトするようになった娘さん。わかる〜、本当に彼の説明は上手よね。政治のシステムについて知りたがるので借りてみたんです。選挙のシステムをわかりやすく説明した後、なぜ子供の意見が社会に反映されないのか、にまで言及されているところがすごい!子供たちは親や地域の人、先生を巻き込む必要があるからね。グレタの金曜日アクションなど、ニュースと照らし合わせてどんどん考えていってほしいです。

  • わむう さん

    「民主主義はいいことを決めるんだよな。数が多いからいいんじゃなくて、たとえ一人でも良い考えなら、みんなで大事にするのが民主主義の良いところだろ。それを間違えると数が多いやつが勝手にいばったり、悪いことをするんだよな」

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加古里子 (かこさとし)

1926年、福井県に生まれる。東京大学工学部応用化学科卒業。工学博士。技術士(化学)。絵本作家。児童文化の研究者。出版を中心に幅広く活躍し、作品は『からすのパンやさん』を代表する「かこさとしおはなしのほん」シリーズ、「だるまちゃん」シリーズなど600点余。菊池寛賞受賞、日本化学会より特別功労賞、越前

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