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どうしてそれではダメなのか。-日米中の映画と映画ビジネス分析で、見える世界が変わる

前田有一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784768314593
ISBN 10 : 4768314597
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2021
Japan

Content Description

「分断から和解へ」連帯するハリウッド、躍進するユーフォーテーブル(『鬼滅の刃』)、潜伏するチャイナマネー…日・米・中の40作品以上を通じてポストトランプ時代を読み解く。

目次 : 9年も前のホームレスのドキュメンタリー映画が、2021年にも古びていないおそるべき現実。『ホームレス ニューヨークと寝た男』HOMME LESS/ 完璧な映像なんて時代遅れ。今のディズニーアメはわざとゆらぎを加える段階にある。『モアナと伝説の海』MOANA/ 「政治的で有害」な米アカデミー賞は、トランプ憎しで大失態を犯していた。『ラ・ラ・ランド』LA LA LAND/ 大連万達の王健林会長は本気でウォルト・ディズニーになろうとしている。『グレートウォール』THE GREAT WALL/ 限られた予算でも、世界配信に耐える高品質の3DCGアニメを作れる秘策というものがある。『BLAME!(ブラム)』/ ディズニー史上最大のヒットシリーズは、映画でなくテーマパークの方程式で作られた。『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』Pirates of the Caribbean:Dead Men Tell No Tales/ ワーナー独特の自由な原作実写化ルールを「毒」をもって利用し、成功した福田雄一監督。『銀魂』/ もっともリスペクトできるヒーローを未熟者扱いするコンセプトはあまりにも的外れだ。『スパイダーマン:ホームカミング』Spider‐Man:Homecoming/ 韓国史上初のゾンビ映画は、意外にもロメロ版『ゾンビ』の骨格を継承していた。『新感染ファイナル・エクスプレス』TRAIN TO BUSAN/ その偏執的なまでのアナログ愛は、大多数が「不完全版」しか観られぬ結果を生み出した。『ダンケルク』DUNKIRK〔ほか〕

【著者紹介】
前田有一 : 映画批評家。東京都・浅草生まれ。新聞・雑誌やテレビ出演、9300万ヒットWEB『前田有一の超映画批評』にて、100%消費者主に立った「批評エンタテイメント」を展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Go Extreme

    『ホームレス ニューヨークと寝た男』『モアナと伝説の海』『ラ・ラ・ランド』『グレートウォール』『BLAME!(ブラム)』『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』『銀魂』『スパイダーマン:ホームカミング』『新感染ファイナル・エクスプレス』『ダンケルク』『鋼の錬金術師』『ジオストーム』『空海』『私は絶対許さない』『パシフィックリム』『アイ、トーニャ』『万引き家族』『ジェラシック・ワールド』『オーシャンズ8』『クワイエット・ブレイス』『サーチ』『ボヘミアン・ラブソディ』『グリード』『運び屋』『アクアマン』

  • バツ丸

    ★★★★☆。映画評論家であり、桜チャンネルなど政論系の評論活動もしている前田有一の映画エッセイ第2弾。個人的に唯一映画評を参考にしている人。映画は世相を映す鏡・・・。そこを基本前提とした映画評論を通して日米中を始め政治経済、社会や文化に対する評論や問いかけはブレなく鋭い。こと本来は思想的に近かったからこそ、あほさばかり見せつける与党右派陣営や新自由主義陣営への厳しい批判は説得力があり面白い。でも、一番個人的に面白かったのは女優北川景子論。この人の魅力と邦画の問題が集約されている見事な内容。

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