Books

古代東国の石碑

前沢和之

User Review :4.0
(1)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784634546844
ISBN 10 : 4634546841
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2008
Japan

Content Description

「日本三古碑」を含む6基が現存する東国に焦点を当て、個々の石碑・石塔の特色を見ていくなかで全体に通じる要素を探り出す。そこから古代東国の歴史像解明への糸口にする。石碑から東国を考える1冊。

【著者紹介】
前沢和之 : 1946年生まれ。関西学院大学大学院文学研究科修士課程修了。専攻、日本古代史、博物館学。現在、館林市役所市史編さんセンター専門委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
現存する18基の古代日本の石碑・石塔のうち...

投稿日:2021/06/30 (水)

現存する18基の古代日本の石碑・石塔のうち、6基がある「東国」の古代の姿を、石碑や石塔を手掛かりにして記述しています。教科書的な通史では、扱われることが少ない「東国」の古代についての知見が得られる良書です。取り上げられたのは、「日本三古碑」と呼ばれる「那須国造碑(栃木県)」「多胡碑(群馬県)」「多賀城碑(宮城県)」に加え、「山上碑(群馬県)」「金井沢碑(群馬県)」「山上多重塔(群馬県)」です。(2008年12月25日 1版1刷 発行)

梨杏 さん | 不明 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 坂津

    那須国造碑・多胡碑・多賀城碑の「日本三古碑」を含めた古代東国の石碑について、律令政府の蝦夷政策の観点から詳説したリブレット。日本三古碑以外では、山上古墳に隣接しており本来の場所に残存する全国唯一の墓碑としても貴重な山上碑、多胡碑・山上碑と合わせて「上野三碑」と称される金井沢碑、仏教的理念に基づき建立された山上多重塔が取り上げられている。本書の冒頭では、日本に先行する中国・朝鮮半島の石碑についても簡潔に紹介した上で、石碑研究は地域との関わりを踏まえることが基本だとしており、親切な構成となっている。

  • Jirgambi

    佐倉の歴史民俗博物館で古代の古碑のレプリカを見てから興味を持ち早々に読了。多胡碑の「給羊」ですが、やはり人名と捉えるのが無難というか最近(平成?)の主流なのでしょうか。

  • 明鈴

    日本三大古碑とその他の石碑・石塔3基の、あわせて6基が紹介されている。著者は群馬県立歴史博物館開館の準備にも携わってる先生で、少し踏み込んだ難しい内容を、非常に分かりやすく丁寧に説明されていて、専門知識がなくてもジックリ楽しめる内容です。6基のうち4基は群馬県。あとは栃木県と宮城県に各1基存在する。古代東国の生き生きとした様子を脳裏に浮かべることが出来ます。

  • 星規夫

    東国生まれとしては何となく親近感が湧く内容。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items