Books

ソフトウェア開発現場の「失敗」集めてみた。 42の失敗事例で学ぶチーム開発のうまい進めかた

出石聡史

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784798185187
ISBN 10 : 4798185183
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2024
Japan

Content Description

やらかしたくないエンジニアに贈る「失敗」の教科書!
よくある落とし穴の回避策を、リアルなエピソードで学ぼう

ソフトウェア開発は、どんなときも順調に進むとは限りません。チームで開発を進めるエンジニアたちは、開発の足を止める「落とし穴」の数々と向き合わなければなりません。

「いつのまにか機能が肥大化していて、手がつけられなくなった‥」
「仕様がまったく共有されていないまま、開発が進んでいた‥」
「ちょっとしたコード変更が一日分の工数を奪った‥」

本書は、開発現場で起こる様々な「失敗事例」を面白おかしいエピソード形式で紹介しながら、それらの失敗を回避する方法を解説する書籍です。新しく開発チームを率いることになった新任リーダーや、チームで開発に取り組むエンジニアに向けて、失敗を回避し、局面を打破するためのアクションの起こし方を解説しています。

「企画」「要件定義」「実装」「品質管理」といった開発の工程別に「42」の失敗エピソードを収録。各エピソードの冒頭には、架空の開発現場を舞台にした4コマ漫画を掲載しているので、楽しく読み進められます。

【収録エピソード(一部抜粋)】
●機能がてんこ盛りで実装が間に合わない「全部入りソフトウェア」
●お願いされた機能を断れない「八方美人な仕様」
●ユーザーを迷わす自分ルールのUI「オレオレ表記」
●カタログだけで判断する「スペック厨導入」
●行間を読ませる「文学的仕様書」
●リリース版が復元できない「不完全リポジトリ」
●つい自分でやってしまう「経験値泥棒」
●修正が新たなバグを生む「バグ無限地獄」
●アクションしない「聞くだけ進捗会議」
●施策を打ち続ける「カイゼンマニア」
など全42編!

【目次】
第1章 「企画」で失敗
第2章 「仕様」で失敗
第3章 「設計・実装」で失敗
第4章 「進捗管理」で失敗
第5章 「品質管理」で失敗
第6章 「リリース後」に失敗



【著者紹介】
出石聡史 : 2023年3月まで、コニカミノルタ株式会社センシング事業本部の開発部にてソフトウェアリーダー(管理職)を担当。ほぼすべてのソフトウェアにかかわり、ソフトウェア開発の各ゲートにおける承認責任者として全プロジェクトの進捗をサポートした。各ゲートにおいては詳細設計や実装だけではなく、システム全体のアーキテクチャや、さらに上流の要求要件分析や企画内容にまで踏み込んだレビューを行い、顧客に刺さるソフトウェア開発を推進した。また教育や育成にも力を注ぎ、販売や生産も含めたセシング事業本部全体の新入社員教育や、大学生向けのインターンシップ、さらには基幹技術者向けのリーダー教育を企画・実施。技術者全体のスキルやモチベーションアップに貢献した。現在は会社を退職し、これまで培ってきた技術や経験を、若手技術者や新米マネージャー、ソフトウェアリーダーに伝える方法を模索中。本書が初の著書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ゲオルギオ・ハーン

    クソゲーはなぜできるんだろうという個人的な疑問からクソゲーも端的に言えば「ソフトウェア開発現場の失敗」といえるだろうと思い、手に取った。実際の失敗事例から書いているだけあってソフトウェア開発に限らず他の仕事でも共通する点があって興味深かった。また、日本の仕事の仕方とソフトウェア開発の相性が悪いという指摘も面白い。日本でモノづくりの基本プロセスであるPDCAサークルはそもそも計画通りにいかないソフトウェア開発において不要な会議を増やし、作業量や納期を圧迫しているというのが鋭い指摘のように読めた。

  • 「一般的に失敗は成功のチャンスだととらえられます。しかし、企業活動において失敗は圧倒的なマイナスなのです。小さな成功を積み重ね続けなくてはダメで、成功しないとビジネスにはならないのです」。読んでてとても胃が痛くなる内容だった。人員補強は必ずしもプラスの効用を招くわけではない、というのも面白かった。確かにそう。中途半端な人材を増やしてもそこでディスコミュニケーションが起きて結局、全体の工数が無駄に増えるだけっていう・・・・・・。つーかもう後から仕様変更する顧客全員死んでほしい。ふぁっきゅーコンフリクト。

  • リットン

    デースマーチなプロジェクトが、ポップな漫画になっていて、これ実際に起きたらやってられないな、、と思った。ロボットアームのチェッカーが例で、今風なsaasアプリの開発とかをイメージしているとピンとこないところもあるが、本格的な開発はこれくらい問題が起きるとおもっていないといけないなぁ。

  • kaida6213

    身につまされるエピソードが多い。企画とか要求仕様が適当に進むことはザラ。一方あまり経験のない実装とかリリース後のお話は単純にためになった。そんなことが起こり得るのね、と。全部をあらかじめ見通すのは無理だから如何に柔軟に対応していくかが大事ですねぇ。

  • aochama

    システム開発時の悲哀がとてもよくわかる内容でした。一読するとどのポイントでエラーが生じやすいかなどをうまく説明しているので、クライアントとしてもシステム開発の大変さに共感しやすくなりますし、厳しく締めるところもわかるので、システム開発業者と上手く付き合っていく参考書になるかもしれませんね。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items