自分の頭で考える日本の論点 幻冬舎新書

出口治明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344986053
ISBN 10 : 4344986059
フォーマット
出版社
発行年月
2020年11月
日本
追加情報
:
419p;18

内容詳細

玉石混淆の情報があふれ、専門家の間でも意見が分かれる問題ばかりの現代社会。これらを自分で判断し、悔いのない選択ができるようになるには、どうしたらいいのか。「経済成長は必要か」「民主主義は優れた制度か」「安楽死を認めるべきか」等々。ベンチャー企業の創業者であり大学学長、そして無類の読書家である著者が、私たちが直面する重要な論点を紹介しながら、自分はどう判断するかの思考プロセスを解説。先の見えない時代を生きるのに役立つ知識が身につき、本物の思考力も鍛えられる、一石二鳥の書。


[著者について]
一九四八年三重県生まれ。立命館アジア太平洋大学(APU)学長。ライフネット生命創業者。京都大学法学部卒。一九七二年、日本生命に入社。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て二〇〇六年に退社。同年、ネットライフ企画を設立、代表取締役社長に就任。二〇〇八年に免許を得てライフネット生命と社名を変更、二〇一二年上場。社長・会長を一〇年務めたのち、二〇一八年より現職。『人生を面白くする 本物の教養』(幻冬舎新書)、『全世界史(上・下)』(新潮文庫)、『人類5000年史(T〜V)』(ちくま新書)、『座右の書 『貞観政要』』(角川新書)、『哲学と宗教全史』(ダイヤモンド社)、『還暦からの底力』(講談社現代新書)など著書多数。


【著者紹介】
出口治明 : 1948年三重県生まれ。立命館アジア太平洋大学(APU)学長。ライフネット生命創業者。京都大学法学部卒。1972年、日本生命に入社。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年に退社。同年、ネットライフ企画を設立、代表取締役社長に就任。2008年に免許を得てライフネット生命と社名を変更、2012年上場。社長・会長を一〇年務めたのち、2018年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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協調性と迎合は全く異なる。 世界一の秩序...

投稿日:2021/03/21 (日)

協調性と迎合は全く異なる。 世界一の秩序を誇る日本の国民は、 同時に自分の頭で考えず、 同調圧力に弱い国民でもある。 是々非々の局面で、 1億2千万の国民がひとりひとり自分の頭で考え、 自分なりの思想と哲学を持つことは重要だ。 長いものにまかれ、強いものになびく、 日本の国民性はもはや21世紀社会の罪悪にすぎない。

ハッチ さん | 愛知県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom さん

    憲法9条、経済成長、民主主義、気候変動、安楽死など、政治・経済・社会に関わる22の論点に対し、「基礎知識」で事実関係を整理し、「自分の頭で考える」で著者の思考プロセスを開示するという構成。自ら「常識懐疑論者であり、かつ保守主義者」と語る出口さんの論考は極めて健全かつ正統的で、そのプロセス・結論ともに高い納得感がある(唯一、中国に対して、少し楽観的すぎる気もするが…)。また、随所に著者の人間的な温かさが溢れ、改めて、この「知の巨人」の人格的な素晴らしさに尊敬の念を深くした。とても勉強になる、いい本だと思う。

  • ひこうき雲 さん

    今までの出口氏の著書のまとめのような1冊。あくまでも氏の意見であり、自分の頭で考えることができる人は100%鵜呑みにはしないだろう。そのなかで、へーとなったこと2つ。「日本は出生数が86万4000人と少ないにも関わらず、人工妊娠中絶が16万件もあり、出生数の20%を占めている。この中絶問題を解決することで、人口を増加させることが可能」「スペインのイザベル1世とフェルナンド2世がユダヤ人を追放した。スペインはそれまで富を独占していたのに、ユダヤ人を追放してから一気に衰えた」

  • きみたけ さん

    著者はライフネット生命の創業者出口治明氏。2018年に幻冬舎で開催した「出口塾・自分の頭で考える日本の論点」という連載講座での講義をもとに加筆した本。先日読んだ「人生を面白くする本物の教養」から先生の考えを詳しく学ぼうと手に取りました。「経済成長は必要か」「民主主義は優れた制度か」「安楽死を認めるべきか」など、私たちが直面する重要な論点を紹介しながら思考プロセスを解説。付録として、自分の頭で考えるための10のヒントがあり、今後の人生に役立ちそうです。

  • そら さん

    久しぶりに自国の問題点について考える機会となった。2020年発売なのでやや古いこととなるが、22の論点はどれも興味深い内容でした。少子化や安楽死、年金問題は常に気になっていたことで、政府の財政問題については漠然としていたことがハッキリと認知できた。エピソードではなく、エビデンス(数字)・ファクト(事実)・ロジック(論理、理屈)の三要素で考える。タテ(歴史軸)ヨコ(世界軸)で考える。正解の有無、人格と意見は分けて考えるなど、思考力がまとめやすくなるヒントがもらえ、有意義な読書時間となった。

  • inami さん

    ◉読書 ★4 TVによく登場するお笑い系コメンテーターのコメントを鵜呑みにしたり、ググった結果が真実だと思い込んだり・・とならないよう日頃気をつけているのだが(笑)。本書は、いまの日本や世界が直面している問題について、基礎知識の解説を含め出口さんのジャッジ(考え)が述べられている。付録に10のヒント(アドバイス)が載っていて、とても参考になる。答えのない問題が多い世の中(社会)、本書で取り上げているような問題について真剣に考えてみるのは、ホモ・サピエンスとしての義務ですね(笑)

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出口治明

1948年三重県生まれ。立命館アジア太平洋大学(APU)学長特命補佐、ライフネット生命創業者。京都大学法学部卒業後、日本生命に入社。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年に退職。同年、ネットライフ企画(株)を設立し、代表取締役社長に就任。08年3月、生命保険業免許取得に伴いライフネッ

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