Books

芥川・太宰に学ぶ心をつかむ文章講座 -名文の愉しみ方・書き方-

Hiroshi Deguchi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784864700306
ISBN 10 : 4864700303
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2015
Japan

Content Description

二人の日本が誇る文学者から文章術を学ぶ方法を、「現代文のカリスマ」出口汪が詳細に解説する。明治大学文学部教授・斎藤孝との対談も収録。二人の国語の先生は、又吉直樹の『火花』をどう読んだのか?

目次 : プロローグ 文豪の文章術を盗もう/ 第1章 芥川に学ぶ論理的な文章術/ 第2章 太宰に学ぶ自由奔放な文章術/ 第3章 芥川に学ぶ視点を変える文章術/ 第4章 太宰に学ぶ魂を表現する文章術/ 第5章 芥川に学ぶ重厚な文章術/ 第6章 太宰に学ぶ演技としての文章術/ 第7章 出口汪×齋藤孝 なぜ芥川と太宰はすごいのか?

【著者紹介】
出口汪 : 1955年東京生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程修了。広島女学院大学客員教授、論理文章能力検定評議員、出版社「水王舎」代表取締役。現代文講師として、予備校の大教室が満員となり、受験参考書がベストセラーになるほど圧倒的な支持を得ている。また「論理力」を養成する画期的なプログラム「論理エンジン」を開発、多くの学校に採用されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Lee Dragon

    好きな作家で性格診断ってある程度出来ると思っている。私は芥川龍之介の初期の作品がとても好きで、明晰な頭脳を用いた構成力と豊富な語彙力、溢れ出る教養にとても惹かれる。初期の芥川好きはインテリタイプに多い印象。一方で晩年の芥川や私小説風の太宰治の作品は読んでいて病んできそうになるので正直苦手だった。太宰が好きな人は少々ナルシスト、少しM要素があるという印象。論理で訴える芥川と情動に呼びかける太宰、その2人の文章を状況で使い分ける事が出来たら、怖いもの無しである。貴方が好きな文豪は誰ですか。

  • メタボン

    ☆☆☆★ やはり芥川・太宰は、どんな解説書を読むよりも、直接本文に触れることが一番面白く、感動することを、改めて実感した。「蜜柑」のテキストを題材に、その文体、心情について丁寧に解説するあたりは、「予備校」の授業を聞いているようで、これはこれで面白かった。

  • まゆまゆ

    魅力的な文章を書くヒントを、芥川、太宰の作品から学ぼうというもの。太宰さん目当てで読みました。読者を引き付けて操るテクニックが凄い!この2人は天才だったんだと感じさせられる内容でした。「論理的な芥川、感情的な太宰」という2人の作風の違いも納得。2人の作品を読んでいるうちに、グッと心を掴まれ、例え自覚していなくても手のひらで操られていたんだなと実感しました。そして、太宰さんの作品を読み、これほどまでに共感させられてしまうのは何故なのか、その答えもわかった気がしました。

  • こうちゃ

    ☆4 今や、多くの人がブログやSNSで不特定多数の人に向けて文章を書く時代。どうせ書くなら素敵な文章を書けることに越したことは無いはず。そこで、芥川賞作家・又吉直樹氏のルーツでもあり、日本人の教養でもある二人の文豪から人の心をつかむ文章を学ぼうというのがこの本。文章講座ということもあり、名作の中から文章を抜粋し、解説を加えているのとてもわかりやすい。何冊か文章の書き方の本を読んだ中で、一番良かった。

  • 柊よつか

    芥川龍之介が大好きだ。だから彼の作品に散りばめられた技巧が、論理的な解説の元で褒められているのがただ見たい。そんなヨコシマな動機で手に取った。芥川と並ぶ題材が太宰治というのも嬉しい。本書は文豪の名文から文章を書く技術を読み解こうというもの。芥川、太宰を順番にテーマ立てし、作品を引用しながら解説を加えていく。二人を前半後半で分けるのではなく、一章ごとに交代する構成なのが良い。両者の違いと魅力が浮き彫りになる。この一冊を経てから作品を読むのが楽しみ。それにしても、何度も又吉さんの名前を出す必要はなかったかな。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items