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冷泉家・蔵番ものがたり 「和歌の家」千年をひもとく

冷泉為人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140911419
ISBN 10 : 4140911417
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2009
Japan

Product Description

俊成・定家の和歌の精神は
いかに守られたのか?

冷泉家は、歌聖と仰がれた藤原俊成・定家父子以来つづく「和歌の家」である。一般人でありながら冷泉家に婿入りし蔵番となった著者が、千年にわたる家の歴史、国宝『明月記』『古今和歌集』などの典籍類、現代に息づく歌会・年中行事などについて生き生きと綴る。日本の伝統文化の美質や、そこに宿る精神をも考える一書。

Content Description

冷泉家は歌聖と名高い藤原俊成、定家を祖先にもち、国宝『明月記』『古今和歌集』などの古文書・古典籍や、伝統的な「冷泉流歌道」を今に伝える「和歌の家」である。四十歳で冷泉家に婿養子に入り現当主となった著者が、千年にも及ぶ「和歌の家」の苦難の歴史を振り返るとともに、典籍類の魅力を、実際に触れた感動を交えて紹介し、歌会、年中行事などの公家文化の精髄を生き生きとつづる。冷泉家の文化財を通して日本の伝統文化の特質を再考し、さらには文化の継承保存のあり方をも問い直す一書。

目次 : 和歌の家・京都冷泉家/ 第1部 冷泉家千年の歴史をひもとく(俊成と定家の二大歌人―冷泉家前史/ 冷泉家はどのように成立したか―草創期から存亡期まで/ 大坂下向から御文庫勅封まで―近世前期の波乱苦難期/ 歌道師範家としての隆盛―安泰の江戸時代/ 明治以降の激動の時代)/ 第2部 現代に息づく公家文化(典籍類から日本文化を考える/ 古文書から時代を読み解く/ 現存する最古の公家住宅/ 冷泉流歌道と「型」の文化/ 「和歌の家」の年中行事)/ 文化財を継承するために

【著者紹介】
冷泉為人 : 1944年、兵庫県生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程単位取得。冷泉家二十五代当主、冷泉家時雨亭文庫理事長。また、同志社女子大学客員教授、立命館大学特別招聘教授も務める。専門は日本美術史(近世絵画史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あやめ

    800年という伝統の重みを垣間見た。

  • かっぱ

    ただ日本の伝統であるからというだけでは、とても「和歌の家」を800年間も守り続けることはできない。「政争」には加担せず、常に和歌を絶やさぬための努力をし続けてきたことが、現在に繋がっている。この本を読むと、さらに「千代に八千代に」この「有形」、「無形」の伝統文化を守り続けるという当主の意気込みが伝わってくる。

  • wang

    日本伝統文化和歌。これを家業として守り続けた冷泉家の歴史。またその伝統の中身について現当主が記した書。御子左家として千年、俊成・定家から800年。この伝統を今日に伝えるのは並大抵の苦労ではなかった。重要資産を守る為に激変する歴史の中で各時代ごとの工夫も。戦後財産税、相続税などの他修復にも大きな負担がかかり、それを一個人で担い続ける責任感。伝統文化を守る日本の制度の危うさが心配になる。

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