政変「忠臣蔵」 吉良上野介はなぜ殺されたか?

円堂晃

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784890632091
ISBN 10 : 4890632093
フォーマット
出版社
発行年月
2006年12月
日本
追加情報
:
19cm,394p

内容詳細

悲劇の浅野内匠頭と悪辣な吉良上野介という構図は事実にほど遠い。赤穂事件は綿密な計画のもとに練られた政変劇であり、その黒幕は朝廷内の実力者・近衛基煕だった。政治事件としての「忠臣蔵」に初めて光をあてる。

【著者紹介】
円堂晃 : 1952年生まれ。1974〜2001年まで神奈川県、群馬県で中学校国語教員。専門の日本文学の他に歴史と古美術に興味を持ち研究にあたる。とくに日本古陶磁器に明るい。2005年、第一作となる『「本能寺の変」本当の謎―叛逆者は二人いた―』(並木書房)を発表。群馬県太田市在住。円堂晃は筆名(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • リードシクティス さん

    従来浅野内匠頭の私怨によるものとされてきた松の廊下事件は、甲州派VS紀州派の徳川将軍後継争いが絡む暗殺未遂事件だったという解釈が面白かった。暗殺を命じられたのがなぜ浅野内匠頭だったのかなど、いまいちよくわからなかったところや、多分に空想が入ってると思われるところもあったけど、前作同様、読んだ後には事件の見方がまるで変わってしまう説得力があった。特に、赤穂浪士討ち入り事件の後、紀州派に連なる人物が短期間のうちに死亡していった事実を突き付けられると、空恐ろしい気分になって来る。

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円堂晃

1952年生まれ。1974〜2001年まで神奈川県、群馬県で中学校国語教員。専門の日本文学の他に歴史と古美術に興味を持ち研究にあたる。とくに日本古陶磁器に明るい。群馬県太田市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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