AID 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 角川ホラー文庫

内藤了

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041029435
ISBN 10 : 4041029430
フォーマット
出版社
発行年月
2015年08月
日本
追加情報
:
400p;15

内容詳細

爆発した自殺死体、そして相次ぐ自殺事件の背後にある「AID」とは?

腐乱自殺死体の爆発事件を皮切りに、続々と起こる異常な自殺事件。捜査に乗り出した比奈子ら「猟奇犯罪捜査班」は、背後に「AID」という存在が居ることを突き止めるが。大人気・藤堂比奈子シリーズ第三弾!

【著者紹介】
内藤了 : 2月20日生まれ。長野市出身。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年に『ON』で日本ホラー小説大賞読者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • せ〜や さん

    「人の存在はあらゆる所で繋がってる。他人を殺す事と自分を殺す事は同じ」「助けて下さいって頼む」「誰かがちゃーんと見てる」…原島さんの言葉の一つ一つが素敵だ。でもきっと自殺したくなるぐらいの人は、きっと誰かが自分を想ってくれているぐらいに、「自分」の存在を肯定なんて出来ないんだ。比奈子に真っ向からぶつかられた亜希は、嬉しくて怖かったのかもしんない。目の前にある「当たり前」も、誰か一人でも繋がっていてくれる日常も、きっと温かくて、涙が出るくらい嬉しくて、いつか消えちゃいそうで怖いんだ。人の繋がりが詰まった一冊

  • absinthe さん

    今までで一番面白い。三木捜査官、比奈子が、今回かっこよすぎる。お前は厨房か?と言いたくなる途中の比奈子のセリフ、彼女だから許されるし感動さえする。姫川玲子なら同じセリフは出せなかった。比奈にもっとも血が通った巻になった。心地よい感動がえられ、もっと応援したくなった。ところで1,2巻もそうだったが、登場させ方が下手すぎて、ヒントすら出す前、登場しただけで犯人だとわかってしまう。だから意外性が無い。これはホラーでミステリじゃないからと言われればそれまでだが、倒叙じゃないんだから、少し気をつけてほしい。

  • ザ ネ さん

    えーっ、切ないっ!!今回は自殺だからどう事件に発展して行くんだろうと思ったら、そういう事かぁ。ネットの闇の部分を上手く利用してる。現実にあってもおかしくない。後、色々な愛の形があった。比奈子と野比先生、ガンさんと死神女史、三木捜査官と麗華さん、犯人と家族。今回は三木捜査官大活躍。奥歯の恨み恐ろしい(笑)そして御子柴ちゃんと仕事しろ!!厚田チームの活躍に次巻も期待。毎回、比奈子を応援したくなる。

  • モルク さん

    猟奇犯罪捜査班藤堂比奈子シリーズ第3弾。霊園内で腐乱死体が爆発する事件とネットにアップされた死体が腐乱していく様子の動画、そしてそのタイトルの「周期ゼミ」。それをはじまりとして次々と起こる自殺と自殺希望の人を救済する「エイド」の存在。今回はオタク鑑識三木とその恋人麗華の活躍が目立つ。そして相変わらず死神女史は辛辣で魅力的、厚田警部補との元夫婦コンビがいい。それにしても、苦しまずに眠るように逝ける自殺はないことを知る。まだまだシリーズは続く…

  • みっちゃん さん

    ドラマではもう放映済みの事件なので、こちらには犯人はわかっている。それでも、今回は原作の方が面白い、と感じた。一時間のドラマと400p近い小説では差が出るのは当然とも言えるが、犯人の動機、人物造形もすとん、と腑に落ちた。でも同じ素材を扱いながら、どんどん原作から離れていくドラマの行く末もとても楽しみなのだ。明後日の最終回、波瑠さん演じる比奈子はどこへ向かっていくのだろうか。

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内藤了

2月20日生まれ。長野市出身、在住。2014年に『ON』で日本ホラー小説大賞読者賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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