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あすへのきぼう (仮)Phpわたしのえほん

内田麟太郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569783826
ISBN 10 : 4569783821
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
February/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

震災復興絵はがきで話題になった神田瑞季さん(当時15歳)が手がけた絵本。東日本大震災の惨禍から復興へ…。あすへのきぼうを、内田麟太郎さんが一人の少女の心象風景として詩に託し、神田さんが絵に挑みました。4〜5歳から。

【著者紹介】
内田麟太郎 : 1941年福岡県大牟田市生まれ。個性的な文体で独自の世界を展開。『さかさまライオン』(童心社)で絵本にっぽん大賞、『うそつきのつき』(文溪堂)で小学館児童出版文化賞、『がたごとがたごと』(童心社)で日本絵本賞を受賞。絵本のほかにも、読み物、詩集など作品多数

神田瑞季 : 1995年宮城県女川町生まれ。7歳から石巻市内の美術研究所に通い、現在、東北芸術工科大学グラフィックデザイン学科に在籍。15歳の時に描いた震災関連の絵が女川町の震災復興絵はがきとなり、またその絵がスペースシャトル搭載のDVDに収められ、話題を呼んだ。女川町の瓦礫処理場で壁画を制作するなど、被災地からメッセージを発信しつづけてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しいたけ

    15歳で東日本大震災に遭遇した神田瑞季さんが描いた絵本です。内田麟太郎さんの優しく透明な詩と、瑞季さんが見たままのあり得ないような震災の風景。ドラマなどではぼかしてしまう部分だからこそ、被災者からの表現は衝撃でした。「なみだはあふれるままに、ほほえみはこぼれるままに」。読むことは祈ること。暖かな痛みを感じる絵本でした。

  • パフちゃん@かのん変更

    東日本大震災の津波でおじいちゃんを亡くした女の子。心象風景を詩に書いたのは内田麟太郎さん。絵は震災当時15歳だった著者神田瑞季さんが描いています。喪失感、絶望・・・復興や希望へと前向きに生きて行こうとする姿。描けなかった海の絵を描けるようになった。どんなに辛いことがあったって、生きている以上、落ち込んでばかりはいられない。幸せに生きて行ってもらいたいと願います。

  • tenori

    絵本(絵:神田瑞季/女川町)です。震災から10年の節目。この本を改めて読んでみて、希望って何だろう?と考える。大人は当時の子供たちに希望を押し付けてはいなかったか。希望という目には見えないものを、無垢な子供たちの姿に重ねていなかったか。この10年、『希望の子』として育ってきた子供たちは、変化する街の風景から何を見つけてきたのか。街から出てもいい。ただ、いつでも迎えてくれる街であってほしいと思う。25歳になった神田瑞季さんにも、希望だけにとらわれない創作活動に期待したいです。

  • かおりんご

    絵本。津波でおじいちゃんをなくした子の話。津波そのものの話ではなく、残された寂しさや、でも前を向いて生きていく生命の力強さがメインな感じ。命を扱う教材だとしてならいいのかな?物語というより詩なので、小さい子は分からないかもしれません。

  • Cinejazz

    あの日、地面が揺れ、大きな波が襲い、お爺ちゃんを奪っていった。お爺ちゃんと一緒に奪われたのは、二人の思い出、二人の微笑み。そして、きみの心から溢れる、うたと涙。・・・春がきて、タンポポが咲く。お爺ちゃんと歩いていた道に。・・・タンポポを摘む、きみの後ろ姿に微笑みかけている人がいる。その優しい眼差し、お爺ちゃんの微笑み・・・その時、きみの頬に 涙は溢れるままに 微笑みは零れるままに・・・%兼本大震災に遭遇した少女の心象風景を<内田麟太郎>さん詩、<神田瑞季>さん絵による、悲しみからの再生の絵本。

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