ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る 文春新書

内田舞

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166614066
ISBN 10 : 4166614061
フォーマット
出版社
発行年月
2023年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
内田舞 ,  
追加情報
:
288p;18

内容詳細

炎上や論破ゲームの波に乗らず、分断と差別を乗り越えるためには。ハーバード大学准教授で小児精神科医・脳科学者でもある著者が、心と脳のメカニズムに立ち返り、激動の時代のアメリカ社会の変化を捉え、3人の子どもを育てる母親の立場から考える希望の書。

目次 : プロローグ 妊婦のワクチン啓発で気づいたThemとUs/ 第1部 炎上はなぜ起きるのか(脳科学で考える炎上のメカニズム/ 炎上への処方箋)/ 第2部 差別と分断を乗り越えるために(子どもに学ぶ同意とアドボカシー/ マイクロアグレッション―ムズムズした気持ちに名前がつくことで/ アメリカ社会の差別から学ぶ―アジア人男性とハリウッド/ ベトナム帰還兵との対話―ThemとUsは簡単には分けられない/ 沈黙を破る―「沈黙は共犯」の後で)/ 第3部 女性小児精神科医が考えた日本社会への処方箋(子どものメンタルヘルスに向けられる偏見に打ち勝つ脳科学/ 女性を苦しめる労働環境は男性をも苦しめる/ 「母」への眼差し、女性の身体の自己決定権)/ エピローグ ラジカル・アクセプタンス ソーシャルジャスティスを育てるために

【著者紹介】
内田舞 : 小児精神科医、ハーバード大学医学部准教授、マサチューセッツ総合病院小児うつ病センター長、3児の母。2007年北海道大学医学部卒、2011年イェール大学精神科研修修了、2013年ハーバード大学・マサチューセッツ総合病院小児精神科研修修了。日本の医学部在学中に、米国医師国家試験に合格、研修医として採用され、日本の医学部卒業者として史上最年少の米国臨床医となった。子どもの心や脳の科学、また一般の科学リテラシー向上に向けて、三男を妊娠中に新型コロナワクチンを接種した体験などを発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たかこ さん

    SNSなどで妊婦のコロナのワクチン接種について発言されていた頃に存じ上げ、本を読んで改めて聡明な方だと思う。内田先生の物事の考え方が理路整然としていてわかりやすい。ドラえもんのしずかちゃんの話は多くの人に知って欲しい。「マイクロアグレッション(小さな攻撃)」とは「政治的文化的に疎外された集団に対して日常の中で行われる何気ない言動に現れる偏見や差別に基づく見下しや侮辱、否定的な態度のこと」。発言者は、無意識なので大事にはならないが、受け側は声をあげられずに耐えるだけということが起こりがち。意識を変える。

  • ネギっ子gen さん

    【気付くことが第一歩。気づきを声にしてみることが第二歩。その気づきの声が共鳴するたびに、社会の歌が生まれます。その歌が社会をさらに前進させる】ハーバード大学准教授で小児精神科医・脳科学者にして、3児の母親でもある著者が、心と脳のメカニズムに立ち返って、SNSの炎上や社会の分断への処方箋を伝授する新書。表紙の、ワクチン接種した直後の著者写真がインパクト大です。<自分で考えて、自分のコントロール下でできることをやり尽くした結果の成功はもちろん、失敗もまた「自分のものなんだ」と思えて納得しやすいものです>と。⇒

  • おおにし さん

    表紙の写真に惹かれて手に取った本。全体に横文字用語が多く、特にネット炎上のメカニズムの説明ではWhataboutism、Middle Ground Fallacyなど英単語がいっぱい出てきて読みづらかったが主張はわかりやすい。『ドラえもん』の「しずかちゃん」を理想の女性像とする日本社会が嫌で日本を飛び出しアメリカで暮らす著者の言葉に勇気づけられる女性もきっと多いのではないかと思う。

  • marumo さん

    ハーバード准教授&小児精神科医の現代社会論。アメリカの医療従事者周辺が、けっこう本当にグレイズアナトミーっぽくて「へえ〜〜」でした。また、休日取得の上で子どもの行事とサイクリング、どちらが優先されるということはない、既婚、未婚、育児中に関わらず、等しく休む権利があり、等しく仕事の責任がある…というのはハッとしました。責任も果たすべきなんだよね。わりと普通のことを真面目に語っている感じで、表紙が一番過激かな。

  • Meme さん

    私は再評価を日記で行っていることを知りました。もちろん、毎日ではなく、書きたいときに、思うがままに、です。 私は不登校だったこともあり、15歳でカウンセリングにかかって以来、なんかやばいかも(この感覚は言葉にしづらいもので😅)というときは、素直に相談をする、もしくは逃げるようにしています。多分、自分としては早くにカウンセリング経験を持てたことが幸いしているんだと思います。

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