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うつつにぞ見る

内田百間

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480038975
ISBN 10 : 4480038973
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

吉田茂、徳川夢声、菊池寛、初代吉右衛門、三代目小さん、蒙禿少尉…有名無名を問わず百〓@6BE1@先生独特の人間観があふれる人物論集。

目次 : 老狐会/ フロックコート/ 晩餐会/ 梟林漫筆/ 南蛮鴃舌/ 風船画伯/ 離愁/ 蒙禿少尉の出征/ 支那瓦/ 舞台稽古〔ほか〕

【著者紹介】
内田百〓@6BE1@ : 1889‐1971。小説家、随筆家。岡山市の造り酒屋の一人息子として生れる。東大独文科在学中に夏目漱石門下となる。陸軍士官学校、海軍機関学校、法政大学などでドイツ語を教えた。1967年、芸術院会員推薦を辞退。本名、内田栄造。別号、百鬼園(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 九鳥

    目上の人も自分の教え子も分け隔てなく、失礼なような物言いで観察したままを描くのが可笑しくてときどき切ない。さすがにこんだけ百けんばかり読んでると、見たことある文章もちらほら。私が同じように文章を書いたら人の恨みを買うばかりだと思うけど、どこか憎めない味になるのが百けん先生の持ち味だ。罹災で別れた教え子の女性の面影を追う「アジンコート」の哀切に共感して泣いた。

  • のじ

    もう売っていないので旅先の近江八幡のブックオフで購入し、旨いお酒をすこしずつ舐めるように、ちびちびと読んできた。前半は死んでしまった人の話が多くてすこししんみりする。百關謳カはひねくれものの看板を背負いつつ随分多くの知り合いがいるのは、それぞれの人にそそぐ愛情の深さもあるのかもしれないな、と思いました。きっと不便なことも多かった時代だからこそ、それを乗り越えて知り合いを尋ねる味わいもあったのだろう。巻末の佐野洋子さんの解説はどこを切っても佐野洋子で、百關謳カへの敬愛がみちあふれてほんとうにすばらしい!

  • いきもの

    百鬼園先生が様々なひととの思い出を振り替える。さすがにここまで集成を読み続けていると、百間先生の文章が好きだとか面白いとか、きれいだとかそういうのではなくて、しっくり来る。鑑賞する、読む、というよりも、何かをしっくりさせるための読書である。

  • yunomi

    百間というと、「忙中謝客」と書いた張り紙を門前に貼って来客を頑なに断り続けたエピソードが有名で、そこから苦虫を噛み潰した顔で奥の座敷で腕を組んでいる、頑固で偏屈な人嫌い、というイメージがあるが、それは形式ばった挨拶や儀礼が面倒だっただけで、親しい人と会い酒を飲み語らう事は大好きだったらしい。本書は百間の交遊録や、ひねくれた人物評を集成した1冊。特に、今は亡き人への想いを綴った幾つかの文章が胸を打つ。そこでは、『ノラや』で見せた様な、悲しみの余り、自身の感情をコントロール出来なくなった百間の姿が描かれている

  • sodium hydride

    現代の百閧ヘタモリだと思う。◆鉄道好きもそうだが、「やる気のある奴は出て行け」なんて百閧ェ言いそうだ。◆いいともが終わったら、月刊誌で何か書いてくれないかなあ。◆肝心の百閧セが、相変わらず面白い。ただ、回想文が多いためか、故人についての文章が多く、少々湿っぽい。◆少し気になったのは、タイトルでもある「うつつにぞ見る」。池田弥三郎氏との間に何かあったのだろうか。ググってもわからなかった。

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