百〓@6BE1@随筆 2 講談社文芸文庫

内田百けん

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061982857
ISBN 10 : 4061982850
フォーマット
出版社
発行年月
2002年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,307p

内容詳細

当代随一の文章家と謳われた百鬼園の随筆。偏屈で幻想的で鬱屈して滑稽な百間先生独得の個性を掬いとる、池内紀編集によるエッセイ集。「ねじり棒」「サラサーテの盤」「ノラや」「面影橋」などを収録。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • マネケン さん

    やはり『ノラや』が味わい深い。飼い猫の失踪により過度のペット・ロスに陥った筆者であるが、そんなに泣きますか?ってくらい日々泣き暮らす訳だが、その様子を赤裸々に綴る日記には、悲壮感が漂いまくり、事態の好転を心より願いつつページを繰った次第です。それと、ノラと戯れる奥方の描写が可愛らしくて良い。

  • ^o^っpe さん

    偏屈だけど滑稽、我儘放題だけど弱虫で憎めない、芥川や漱石とも親交のあった百けん氏、周りの人は大変だったろうなあ。ひたすら床屋遍歴が書かれた「ねじり棒」電車大好きを示す「通過電車」「時は変改す」圧巻はやはり「彼ハ猫デアル」「ノラや」だが、その後クルもいたのねと安心できた。「おからでシャムパン」も好き。偏屈で困ったお爺ちゃんだけど憎めず他も読みたくなるから不思議。

  • syota さん

    随筆の名手と言われた漱石門下の異才、内田百閧フ面目躍如。有名な「ノラや」はさすがに読ませる。「クライスラーの盤」は随筆とも小説ともつかぬ不思議な作。

  • ひめだるま さん

    ひょんな事から飼うことになった猫「ノラ」について描かれた「ノラや」。前半はノラとの出会い、生活が記されている。鰺の筒切り、寿司の玉子、ジャージー牛乳しか飲まない。湯槽の蓋の上に座布団を置き、その上で寝、風呂敷を掛け布団の如く掛けてやる。ある日突然、なんの前触れもなくノラが居なくなる。そこからは日記で綴られる。毎日泣き暮らす。仕事も手につかない。今で言うペットロス状態で、読んでいるこちらも辛くなる。辛くなるが、滑稽な所もあり、素直に泣かせてくれない。

  • lsfid さん

    『ノラや』はじめ百閧フ猫エピソードが愛おしい。 また芥川の人となりを思い浮かべることができるエピソードがあり貴重で嬉しい。 「味がないのは味がないからうまい。味があるのは味があるからうまい。失敬申候え共どっちでも、うまければうまい。うまいと云う事は、味があるなしに関係はない。」百閧フ随筆にハマる理由である。

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