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ヒグマは見ている 道新クマ担記者が追う

内山岳志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784867211106
ISBN 10 : 4867211109
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

札幌市東区の住宅街出没からOSO18まで―。事件の背景や生態を解説、対策を考える。

目次 : 1 縮まる距離(2021年6月 札幌・東区/ 2022年3月 札幌・三角山/ 2021年9月 旭川市/ 2019年7月〜 標茶・厚岸/ 2023年5月 朱鞠内湖/ 人獣接近)/ 2 生態を知る(ヒグマ襲撃 教訓今も/ 北大天塩研究林 クマ一時「絶滅」/ 知床ヒグマ 餌求め行き来/ 「クマの子殺し」道内初確認/ ヒグマを知るための3冊)/ 3 対策を考える(駆除と保護のはざまで/ クマ撃てぬ 道内猟友会/ 猟銃発砲「不当と言えぬ」 ほか)

【著者紹介】
内山岳志 : 1978年横浜市出身。北海道大学大学院工学研究院環境工学科で廃棄物管理工学を専攻。2004年北海道新聞社入社。本社編集局報道本部を振り出しに、中標津支局では世界自然遺産・知床や野付半島などで自然環境をテーマに取材。本社報道センター異動後は6年にわたりヒグマなどのネイチャー系や新型コロナウイルス取材などを担当。23年春から東京報道センター。週末はバスケットと山歩きでストレス発散中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ポチ

    多数の目撃情報や事故も発生しているヒグマ問題。単に駆除すればいいと言うのは違う気がする。保護した場合、成獣の野生のクマを飼い慣らされたクマの群れに入れると最悪殺されてしまう事もあるとか…。今もそして今後もクマとの関係をどうすればいいのか難しい問題です。表紙のクマの手形はあのOSO18のほぼ原寸大!(縦20p横17p)この手この爪で叩かれたら…死にますね…。

  • 表紙がOSO18の足跡である。こんなバカでっかい手でぶん殴られたら死ぬことくらい私でもわかるのに、共存派のおじいちゃんが鉈で追っ払えばいいと言ってて、いやあ…ってなった。難しい話だけれども、私は人間なので、そら人間を第一で考えてしまう。エゾシカが増えすぎて食草が消えたので、セミの幼虫を大量に食べるようになった熊も出てきたとのことでなんでもそんなに単純な話じゃないんだなあと改めて。捕獲したとしても熊牧場みたいなところにいれると、元からいた熊に嬲り殺されるらしい。猛獣だもんね…。

  • ろべると

    北海道新聞に掲載された記事をまとめたもの。緊迫した状況が伝わってくる。増えすぎたシカの食害により餌不足となり、死んだシカを食べたクマが乳牛を狙う。雌グマを求めて雄グマが札幌市の市街地に現れたり、子を狙う雄グマから逃れた母子が住宅地近くの冬眠穴にこもって人間との接触を招く。市街地に現れたクマは駆除するしかない。高齢化が進むハンターに頼らざるを得ないが、市街地の発砲は責任を問われることも。関連する法整備や公務員ハンターの増員が急務である。またゾーニングによるクマと人間の分離手法など、参考になる記事が多かった。

  • roatsu

    表紙のOSO18の原寸大足跡にはびっくり。20年以降現在に至る羆問題の構造的理解に最適で、深く多様な内容で理性的に読者に理解を促す一冊。問題の根本はやはり人間で、自然はその所業を反映したに過ぎないということか。直接的には90年の道の春羆猟の廃止が大きい。当時はそうする事情があったとはいえ、その後の状況変化に対応せず無為に時を重ねたのではないか。その間羆猟師のスキル伝承や後進育成が疎かになり、即応できる者が僅少となる結果に繋がったと思う。あとは行政の不作為というか、駆除行為を民間の猟友会に委ねるくせに横から

  • くらーく

    北海道新聞のまとめMookですかね。何度も同じ内容の記事が出ています。東区の羆の駆除は運が良かっただけですかね。自衛隊駐屯地でも負傷者がでていますから。羆恐れるべしですかね。 人が駆除する以外は、羆は減らないのでしょうな。捕食する鹿が増えている以上は。これから、道民も減り、しかも札幌等に集中すれば、かつて人が住んでいた消滅集落は、野生動物(熊、鹿等)の生息地になるのでしょう。祖父母が開拓した場所も、その前の時代に戻るのでしょうな。仕方ない事ですかねえ。

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