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ル・コルビュジエ生政治としてのユニバニスム

八束はじめ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791767557
ISBN 10 : 4791767551
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界危機の30年代ヨーロッパに交錯する多様多彩な思想をかい潜り、フーコーの権力論に直結するル・コルビュジエの「ユルバニスム」は如何に構想されたのか。モダニズムの巨星を読み直す、全く独創的かつ画期的思索。

目次 : 第1部 地域主義の淵源/ 第2部 マシニズムで武装したサン・シモン主義者/ 第3部 知の宮殿「ムンダネウム」/ 第4部 分類すること(名付けること)と配置すること/ 第5部 規律と計画:一致することと相違すること/ 第6部 異なるものと他なるもの/ 付記 ルドゥからル・コルビュジエまで

【著者紹介】
八束はじめ : 1948年生まれ。1978年、東京大学大学院都市工学専攻博士課程中退。1988年、熊本アートポリスのディレクターに就任。現在、芝浦工業大学教授。建築史、建築論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • TANA

    国際主義と地域主義という対立(この通俗的な二元論は、本書中ではその単純さゆえに批判されるのだが)を軸にして、著者の構想する「汎計画学」へと接近する。建築史、ル・コルビュジェ論というよりは「計画」と計画「主体」に関する思想史的展開を追った本というべき。読んでいて首肯する部分が多く、痛快である。著者の知識量・リサーチ量には毎度のことながら驚愕する。

  • キャラ

    フーリエからの影響を据えて、理想的社会主義と称されつつも、その実態が見えづらかったル・コルビジエのプログラムとしての建築の捉え方を詳細に穿つ。言説では現れ得ない、非言説としての可視的な環境構成である建築を通して、力、知のダイアグラムをいかに表現するのか。生を規定し、行為させる(管理すると述べられるが)ことを促す権力の表現。そこには機械のアナロジーが隠されている。ムンダネウムで知られるポール・オトレとの関連については、資料も豊富で面白い。さいごに、本書は私のような小さい脳みそでは、概して説明がわかりづらい。

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