アントニオ猪木とは何だったのか 集英社新書

入不二基義

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087212808
ISBN 10 : 4087212807
フォーマット
出版社
発行年月
2023年09月
日本
追加情報
:
160p;18

内容詳細

二〇二二年一〇月一日、享年七九。不世出のプロレスラー、アントニオ猪木は死んだ。わたしたちは「猪木ロス」を乗り越えて、問わなければならない。わたしにとって、あなたにとって、プロレス界にとって、時代にとって、社会にとって、アントニオ猪木という存在は何だったのか。アントニオ猪木とは果たして何者だったのか。哲学者から芸人まで独自の視点を持つ七人の論客が、あらゆる粋を越境したプロレスラー、アントニオ猪木という存在の謎に迫る。全て書き下ろし。

目次 : 壁抜けしつつ留まる猪木(入不二基義)/ 馬場派からの猪木論(香山リカ)/ A LONG TIME AGO…(水道橋博士)/ 存在無意識に生きたプロレスラー(ターザン山本)/ 1000万人に届く言葉を求めた人(松原隆一郎)/ アントニオ猪木 あれやこれやの語(夢枕獏)/ 猪木について考えることは喜びである(吉田豪)

【著者紹介】
入不二基義 : 1958年生まれ。哲学者

香山リカ : 1960年生まれ。精神科医、プライマリ・ケア医

水道橋博士 : 1962年生まれ。芸人

ターザン山本 : 1946年生まれ。元「週刊プロレス」編集長

松原隆一郎 : 1956年生まれ。社会経済学者、放送大学教授

夢枕獏 : ー九五一年生まれ。作家

吉田豪 : 一九七〇年生まれ。プロインタビュアー、プロ書評家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • きみたけ さん

    ちょうど2年前に亡くなったアントニオ猪木氏。アントニオ猪木とは何者だったのか。芸人から哲学者まで独自の視点を持つ7人の論客が、あらゆる枠を超越したプロレスラー・アントニオ猪木という存在にせまる一冊。入不二基義、香山リカ、水道橋博士、ターザン山本、松原隆一郎、夢枕獏、吉田豪のいずれも猪木に心酔した猛者たちの振り返りです。そんなにプロレスに詳しくないながらも、アントニオ猪木の生き様やポリシーを改めて知ることが出来ました。

  • もとむ さん

    各界の猪木信者による「猪木論」かな?ファイターとしての猪木以上に、社長業や興行師としての(ややスキャンダルな)側面にフォーカスした内容かと。僕も猪木をそこまで詳しく知ってるわけではないから、知らない話も当然多くて新鮮だった。それでも書いてる人ほぼ全員が、この強烈な個性に強く吸引され、相当な影響を受けていることが伝わる。やっぱり本物のカリスマだったんだなあと改めて納得。特に「いつ何時誰の挑戦でも受ける!」というストロングスタイルに、作家の夢枕漠が強く影響されていたけど、僕も生きる姿勢としてホント見習いたい。

  • こばまり さん

    新書だからかアカデミックな人選なのはよいが、「それなりの時を経た今こそ」と謳う割に全157ページとは寂しすぎる。せめて10番勝負よろしく10人の有識者を配置すればよかったのに。村松友視氏がいないのは何故。後半になるに従って面白く感じたのだが如何。

  • akihiko810/アカウント移行中 さん

    プロレスファンの有識者たちの猪木評。印象度B+ 数出た猪木追悼本の一冊。著者(7人)によって内容の出来不出来に落差があるような気がした。なかでも面白かったのは、さすがの吉田豪と水道橋博士。吉田豪の「寛水流」のくだり(誰の挑戦でも受ける、と豪語した猪木に「鎖鎌で」!対決を挑んて来た空手流派)は腹を抱えて爆笑した。猪木に人生狂わされた著者たちによる(基本的には)面白いコラムだった。

  • Tanaka9999 さん

    2023年発行、集英社の新書本。猪木の追悼コラム集なのだが、『「いい話」を集めた単なる追悼コラム集にしない』と「はじめに」にあるように破天荒なコラム集である。とはいえ、「単なる追悼コラム」にしようと思っても結局はこのような破天荒なものになるような気がするが。ちなみに私はここにあるような面があまり好きではない人である。

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