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冥土の土産屋「まほろば堂」 倉敷美観地区店へようこそ ことのは文庫

光明寺祭人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784867160558
ISBN 10 : 4867160555
Format
Books
Release Date
September/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

歴史情緒あふれる観光地『倉敷美観地区』の片隅に、お金では買えないものを売る店がある。老舗の土産屋『まほろば堂』。それが、ぼっちで借金を抱え失業寸前な、崖っぷち派遣OLの望美が出会った店の名だ。ぼおんと時を告げる、夜のしじまの古時計。その音が夜七度鳴った後ここに来れば、藍染着流し姿のイケメン店主・蒼月真帆が手厚いもてなしとともに、あなたの願いをひとつ叶えてくれる。だけど、その代償として支払うのは、あなたにとって何よりも大切な―。離れた家族の絆を描いた、すこし不思議な倉敷ピュアラブストーリー。

【著者紹介】
光明寺祭人 : 2017年『わたしはさくら。―捏造恋愛バラエティ、収録中』(マイナビ出版ファン文庫)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆのん

    『自分の命と引き換えに願い事を1つ叶える』と言われたらどんな願い事をするのか…。富?名声?美貌?それとも自分の大切な人の幸せを願うのか。親無し、友達無し、恋人無し、借金有りの主人公が出会ったのは、素敵な土産物屋のイケメン店長。昼間はご当地の土産物を扱い、夜は『冥土の土産』を扱う不思議なお店。倉敷の観光名所や、美味しそうな和菓子の紹介もあって倉敷を訪れたくなる。219

  • dolce vita

    倉敷美観地区、海鼠壁の建ち並ぶ川沿いの町並みに蔦の生い茂る美術館。その区画だけ時間が止まったようなどこか懐かしい場所。人通りの減った夜、帆布の暖簾をくぐれば別世界が広がっていた…なんて、行ったことのある人なら分かる気がするかもしれない。そこにたどり着けるかどうかは別問題だけれど。そして更に千屋牛に黄ニラ、ママカリに陸乃宝珠と美味しそうなものやガラスといった特産品が登場し、倉敷をも発信する観光小説のようでもあり面白い。#NetGalleyJP

  • Roko

    望美(のぞみ)さんは久しぶりに倉敷へ行って、古い土産物屋さん「まほろば堂」を見つけました。そこは不思議な店で、これから死ぬ人が最後にお願いを叶えてもらうことができる、文字通り「冥途の土産」を決める場所なんです。最後のお願いに何を選ぶのか?それは人それぞれでしょうね。自分がこれまでに叶えられなかった夢を実行しようとする人、残される人の幸せを祈る人、恨みがある人に災いを残そうとする人、それぞれの最後の思いをどう表現するかってことですからね。#NetGalleyJP

  • なみ

    独りで借金を抱え、仕事も失った望美が出会ったのは、倉敷の片隅にある土産屋と、その店主である蒼月真幌。 望美の複雑な心情を、優しさでほどいていく真幌たち。望美も、真幌とまほろば堂のことを支えたいと思うようになります。まほろば堂で働くうちに、望美は真幌の抱える悲しい過去に触れることに。 迷いに迷って決断した、望美の願う未来とは──。 心の温まる素敵な物語でした。 ぴたりとパズルのピースがはまるような結末も美しかったです。

  • ミャロ

    ※図書館本 余命幾何も無い生霊が安らかに冥土に行けるよう願いを叶える話。主役に焦点を当てているため、他の生霊の話は薄いが、その分結末には驚きがある。

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