Product Details
ISBN 10 : 410610816X
Content Description
人間社会を善悪で二分したがる知識人、右も左も議論の底が抜け落ちた言論空間、異論を排除するだけの飽くなき他者否定、情報化社会への適応を叫ぶ教育論議―いったいなぜ、日本人はこれほど余裕を失ってしまったのか。くり返されるバッシングに浮かびあがる社会の構造変化をとらえ、異様なまでに「マジメ」な人たちであふれた「美しい国」の病根をえぐりだす。
目次 : まえがき―「マジメ」で「美しい」人々/ 1 「善意」がテロを呼ぶ―バッシング論/ 2 「辞書」を失った現代人―情報化社会論/ 3 「大きな物語」は危うい―ロマン主義論/ 4 「流行」が国家を潰す―西郷隆盛論/ 5 「おことば」が象徴したもの―ポピュリズム論/ 6 「言論空間」が荒廃してゆく―保守主義論/ 7 「フクシマ」と「オキナワ」は同じではない―民族感情論/ 8 「否定」という病が議論を殺す―国家像論/ あとがき―歎息の時代に
【著者紹介】
先崎彰容 : 1975(昭和50)年東京都生まれ。東京大学文学部倫理学科卒。東北大学大学院博士課程を修了、フランス社会科学高等研究院に留学。現在、日本大学危機管理学部教授。専門は日本思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
hanchyan@発想は間違ってない
読了日:2020/01/15
trazom
読了日:2020/01/17
hk
読了日:2019/09/07
tetsu
読了日:2022/05/02
遊々亭おさる
読了日:2019/08/30
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

