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危機の資本システム 世界同時好況と金融暴走リスク

倉都康行

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000612913
ISBN 10 : 4000612913
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2018
Japan

Content Description

全米第四位の投資銀行の経営破綻から、株価暴落、景気後退、失業急増などの「悪夢の連続」が世界中を覆ったリーマン・ショック。その惨劇から一〇年、各国の経済はすっかり立ち直ったかに見える。しかしより深く眺めれば、危機の「置き土産」として、債務の爆発的膨張、金融政策の迷走、地政学の変貌という三つの潜在的リスクが残存している。中国の不安定な金融制度、ポピュリズムに揺さぶられる不完全通貨ユーロ、米中貿易戦争など、世界各地に埋め込まれた時限爆弾が、資本主義のシステムを脅かし続けているのだ。危機の病巣を解析する警告の書。

目次 : 序章 危機の残滓 リーマン・ショックから一〇年/ 第1章 放置された資本システム・リスク―「悪夢の連続」の置き土産/ 第2章 中国は世界経済の勝者になれるか―膨張する債務/ 第3章 不完全通貨「ユーロ」―EUの苦難は続く/ 第4章 安定性を失う米国―傷つけられるドルの信認/ 第5章 日本の歪んだ資本システム―積み上がる公的債務/ 第6章 世界資本システムの危機―各地に埋め込まれた時限爆弾

【著者紹介】
倉都康行 : 1955年生まれ。東京大学経済学部卒業後、東京銀行入行。東京、香港、ロンドンで国際資本市場業務に携わった後、バンカース・トラスト、チェース・マンハッタン銀行のマネージングディレクターを経て、現在RPテック代表取締役、産業技術大学院大学グローバル資本システム研究所長、産業ファンド投資法人執行役員、国際経済研究所シニアフェローなどを兼務。日本金融学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Kentaro

    2017年は個人消費の回復や企業の設備投資の増加などに支えられ、金融危機以降、最も安定した成長を遂げ、株式市場も持続的な上昇基調をたどった。だが、中国の不安定な銀行制度や社債市場、ユーロという不完全性を孕んだ通貨、米国の非協調的な自国第一主義、日銀によって買い占められる日本国債、金融政策に依存した投資家の慢心、中東秩序の深刻な揺らぎ、新興国通貨の不安定さ、そして北朝鮮の核問題をめぐる海図なき東アジア情勢といった撹乱材料が世界各地に時限爆弾のように埋め込まれ、それらが資本システムの安定性を常に脅かしている。

  • gokuri

    漠然と世界経済情勢の今を感じることを求めて購入。世界各地域での考えうるリスクの要因を網羅的に記述されており、不安要素が満載。中国と米国の対立要素、アジア地域における今後の経済発展の可能性、中東地域における危機を特に意識させられた。

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