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平安貴族列伝(仮)

倉本一宏

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784847074462
ISBN 10 : 4847074467
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan

Content Description

藤原道長が誕生し栄華を極めるまで、古代の名族はどう栄え、滅んでいったのか?
出世より仙人に憧れた風変わりな藤原氏の官人、菅原道真より優秀だった祖父の功罪、天皇に寵愛されながらも政争に翻弄された内親王、そして後世の伝説に繋がる空海の知られざる最期など、正史に載せられた「薨卒伝(こうそつでん)」と呼ばれる個人の伝記を紐解き、出世だけではない官人たちの豊かな人生を紹介、千年の時を経ても変わらない人間の本質を描き出す。

発行:JBpress
発売:ワニブックス

【著者紹介】
倉本一宏 : 歴史学者。専門は日本古代政治史、古記録学。国際日本文化研究センター(日文研)・総合研究大学院大学(総研大)名誉教授。1958年、三重県津市生まれ。1983年、東京大学文学部国史学専修課程卒業。1989年、同大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程単位修得退学。1997年、博士(文学、東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 六点

    なんだか倉本一宏先生の本ばかり読んでいるような気がしなくもない。『日本後紀』『続日本後紀』に記された貴族の薨去伝、即ち個人の評伝で興味深いものを取り上げたものである。相も変わらず官吏の履歴が続く誌面を読むことになる訳であるが、その辺りが人を選ぶかもしれない。しかしながら「酒を飲んだら泣上戸になる」朝廷軍指揮官とか、そういう記事に心を動かされる人にはオススメしたい一冊である。

  • 花林糖

    JBpressに掲載されたものを書籍化。六国史の中から『日本後紀』『続日本後紀』の薨卒伝から、藤原氏などの有名貴族から余り知られていない人物まで、興味深い人物を取り上げている。桓武天皇の平安遷都以降9世紀が多い。系図は勿論、祖父母や経歴、性格など詳しく書かれているので興味深く読了。面白かったです。当時では長身の約188pの甘南備(かんなび)高直。敏達天皇系の子孫。藤原氏の他、親王、紀氏、安倍氏、大伴氏の子孫の伴氏、空海、菅原道真の祖父、他。

  • ごいんきょ

    平安時代の官職を理解していないと分かりづらいですね。 そういうのがよくわかる軽い本は無いかな。

  • みのくま

    かなりマニアックな本だが面白い。歴史教科書に載っていないような平安時代の貴族達を取り上げた本書は、歴史的な事件に関わっている時だけスポットライトが当てられる偉人伝とは異なり、彼らの俗人的な振る舞いや生活の息遣いまで感じる事ができる。特に平安初期の桓武期から嵯峨期の貴族達は平安遷都から薬子の変まで流動的な時代を生きており、歴史には残らないが立派な振る舞いをした貴族もいれば、失敗して没落した貴族もいた。酒が好きで泣き上古であったり、清廉すぎたり頭が良すぎて出世できなかったり、知られざる平安貴族社会を垣間見れた

  • 遊未

    面白い!お薦めの一冊です。 「日本後紀」「続日本後紀」の薨卒伝から内容は職名官位故人名から父母、祖父母名等を経て職歴、位階歴、仕事ぶり、実積、人となり等。空海以外に有名人いないかな?でも藤原始め有名一族名ばかり。親の七光りに実力、運不運、本当に思うに任せぬ一生であった人、長寿の人、突然短命に終わった人。今も昔もというところでしょうか。

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