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やまない雨はない 妻の死、うつ病、それから…

倉嶋厚著

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163588506
ISBN 10 : 4163588507
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2002
Japan

Content Description

妻を看取った後、悲しみの底に沈み、後を追いたいという衝動にかられ、次にやってきた後悔の波…。どうしたら死ねるかだけが頭を占め、うつ病になり自殺を試みた著者が、回復するまでの嵐の日々を綴った書。

【著者紹介】
倉嶋厚著 : 大正13年、長野市生れ。昭和24年、気象庁に入り、札幌気象台予報課長、鹿児島気象台長などを歴任。昭和59年、気象庁定年退職後、NHK解説委員として「ニュースセンター9時」「NHKモーニングワイド」などで気象キャスターを務める。フリーとなった平成4年から8年まで「NHKおはよう日本」で「倉嶋厚の季節の旅人」を担当し、現在フリーの気象キャスター、エッセイストとして活躍中。第一回国際気象フェスティバル(フランス)・ベストデザイン賞、日本放送協会・放送文化賞などを受賞。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ごへいもち

    お気持ちはよくわかりました。文章的にはイマイチだけど

  • まあやん

    著者が大正生まれの人だとは知らずに読み始めた。伴侶の死、必ずどちらかが一人になることを実感している今日このごろ。一気読みでした。数々の苦難、自身の病気、妻の死をきっかけに鬱も患う。木枯らし、時雨、小春日和と人生は展開する。やまない雨はない。そして著者の父の言葉、「心配事は縦に並べろ」は私も心に刻んでおこう。心配して先回りする性格だから。93歳まで長生きされたことに希望が湧いた。

  • みなず

    一気読み。大正生まれの男性らしい夫婦生活。時薬とは、当事者に相応の時間が経たないと、効かないものだ。用量も効用も、当事者にしかわからない。“おばちゃん”と平岩弓枝さんによって、やんだ雨に、虹がかかったみたい。

  • Teruyo Yamaguchi

    パートナーを亡くすと言うことが、どれほど大変なことなのか。この本を読んで少しわかった気がする。やはり、必要なのは時間なんだろう。それしかない。ああすればよかった、こうすればよかった、など、後悔しない人などいないんだろうなぁ。「うつ」は大変だ・・・。でもきっと、治るのだ。やまない雨はないのです。

  • KEI

    温かい人柄の‘お天気おじさん'と思っていた倉嶋さんが妻の死をきっかけに鬱になり生還した経緯がよくわかった。文中の‘小春日和'について北海道の老人の言葉が一番印象的だった。人生の秋が深まった小春日和の様なときに感じる侘しさであるが、北国の人間にとっての小春日和は、来るべき冬に備えて忙しく働く時期であり、侘しさなど感じている暇は無い。。。妙に納得してしまった。 TV化されたが、そちらの方が先に観てしまいかなり泣けてしまったので、原作では泣けなかった。

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