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短歌のレシピ 新潮新書

俵万智

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106105111
ISBN 10 : 410610511X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2013
Japan

Content Description

短歌の上達に早道や抜け道はないが、陥りやすい“落とし穴”を知っていれば、無駄な回り道はせずにすむ。そして“素材”(=伝えたい思い)の持ち味を生かすために、さまざまな“道具”を持ち、“調理法”を知っておくことが大切だ。「味覚に訴えてみよう」「理屈は引っこめよう」「季節の変わり目をとらえよう」―。現代を代表する歌人が投稿作品の添削を通して伝授する、日本語表現と人生を豊かにする三十二のレシピ。

目次 : 味覚に訴えてみよう 擬音を生かそう/ 時には荒療治を試してみよう 「あの」って、どの?と言われないようにしよう/ 比喩の出し方に心をくだこう だめ押しの一歩手前で止めよう/ 枕詞をつかってみよう 同じ言葉、同種の言い回しは避けよう/ 序詞をつかってみよう メールを使って恋をしよう/ リフレーンをつかってみよう 時には表現を薄めることも/ A+Bの効果を狙おう 倒置法を活用してみよう/ 理屈は引っこめよう 意味の重なりに気をつけよう/ 読者を信頼しよう ものづくしという手法/ あと半歩のさじ加減を考えよう 時にはドラマチックに/ 格言的なフレーズを生かすには、「ような」をとって暗喩で勝負してみよう/ 動詞にひと工夫してみよう 「は」と「が」で変わること/ リズムをとるか助詞をとるか 動詞をさらに工夫してみよう/ 主役は一人にしよう 語順をよく確認して仕上げよう/ 「できごと+思い」という構造 旅の歌を詠んでみよう/ 季節の変わり目をとらえよう 歌の並べ方を考えよう

【著者紹介】
俵万智 : 1962(昭和37)年大阪府生まれ。歌人。早稲田大学第一文学部卒業。学生時代に、佐佐木幸綱氏の影響を受け、短歌を始める。86年に角川短歌賞、88年に現代歌人協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    こんなタイトルだが、俵万智さんによる短歌教室全16講。アマチュアの短歌を彼女が添削しつつ、作歌上のポイントを開示するといったもの。多分に実践的。したがって、短歌を作る人たちにはきわめて有用なアドヴァイスだろう。単なる鑑賞者にとっても、現代短歌の機微がわかって有益。例えば、ほんの助詞一つの違いの例がこれ。「吾のデスク一輪飾るガーベラはオフィスに遠き母のまなざし」⇒「吾のデスク一輪飾るガーベラよオフィスに遠き母のまなざし」。でも、中には元歌の方がいいのではと思うものも。⇒

  • 七色一味

    読破。短歌というものを、学校の授業以外ではまともに勉強したことがなかった。『考える短歌』と合わせて購入したけど、レシピと言う言葉に惹かれてこちらから読み始めてみた。φ(◎。◎‐)フムフム なるほどなるほど。実践的な短歌の推敲、勉強になるな…。

  • にゃんこ

    【図書館】 「伝えたい思いを料理の素材とするならば、それをどんな調理法で出すのが一番おいしいのか…。 なんでも炒めて塩コショウ、というのではつまらない。 素材の持ち味を生かすためには、さまざまな道具を持ち、調理法を知っておくことが大切」 〈はじめに〉を読んで、既に愕然…。 私はまさに「なんでもおんなじ」だよなー(^^;; 動詞や助詞の有無、上の句と下の句を入れ替えてみる、あと半歩のさじ加減…等々、目から鱗。 でも、俵さんの添削の前と後との差がわからない作品もチラホラ…。 感覚、やっぱ違うんだな…。

  • ゆみ

    短歌や俳句を鑑賞するのが好きなので、さらに面白くなるかと読んでみた。 少し変えるだけでガラリと印象が変わるのがとても楽しかった。

  • ふみ

    こ、細かいಥ_ಥ

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