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母は不幸しか語らない--母・娘・祖母の共存 朝日文庫

信田さよ子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022621030
ISBN 10 : 4022621036
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan

Content Description

母たちは長きにわたって娘に何を語りきかせたのか。「あなたのために」という自己犠牲を盾にして娘に強いるものを、母・娘・祖母の3世代を通し、時代的背景とともに徹底分析。文庫化に伴い、新章「高齢化する母と娘たち」を加筆した。

目次 : 家族愛帝国の難民女性たち―まえがきに代えて/ 「毒母」という言葉を点検する/ 1995年という転換点/ 母娘関係をめぐる歴史/ 母娘問題の中核となった女性たち/ 団塊世代の男性たち/ 団塊世代がつくった家族/ 団塊女性たちの挫折感/ 僕は生き直したいんだ/ 母はなぜ不幸しか語らないのか/ 娘を身代わりにした母と教育虐待/ 娘としての団塊女性たち/ 孫によって延命する祖母/ 息子は母が重くないのか?/ 母への愛がなければ、母ロスは起きないのか/ 出口はあるのだろうか/ 仲間とともに/ 離脱か和解か/ 存在感を増す祖母たち/ 母・娘・祖母が共存するための提言/ 高齢化する母と娘たち(文庫化に際して)

【著者紹介】
信田さよ子 : 1946年岐阜県生まれ。公認心理師・臨床心理士。日本公認心理師協会会長。お茶の水女子大学哲学科卒、同大学院修士課程児童学専攻修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • きみどり

    U-NEXTの契約が迫っていたので、10月前半は映画とドラマのウォッチリスト消化に費やして、やっと一冊これ読めた。映像コンテンツ漬けの日々よさようなら…。ところで2008年に噴出するかのように顕在化した日本の「母娘問題」だが、ほぼ10年経った2018-2020年あたりから韓ドラ家族ものに「ヤバめの母」が出てくるようになった。それまでオンマは神聖不可侵な存在だったのに…。そしてエンタメに落とし込む熱量と勢いは、かの国は強い。なにせロマンティックコメディに教育虐待系ときょうだい差別系をぶっ込んでくる。

  • てくてく

    p126以下「娘に対する洗脳を成功させるためには、母は不幸でなければならない、カルトの教祖になるには受苦的存在であることが必要であるように。こんな苦労をしてきた。そこから逃れられなかったのは娘の存在があったからだ」というくだりが秀逸。戦後のロマンティック・ラブ・イデオロギー、自ら選び取った家庭なのにそれを顧みない夫(父親)、その恨みつらみを廃棄物処理のように吐き出すのは、男女の子どもがいても娘、特に長女を選んで行うというくだりも我が事のようで、辛いながらも一気読みした。母親の過干渉に悩む若い人に教えよう。

  • ソイラテ

    信田先生の母親関係の著作の中で一番わかりやすいと思った。

  • M Y

    年末年始の一冊となりました。個の問題ではなく社会システムの一面があるのかと腹落ち。個人としては子育てする時期に両親は他界していた。元気であったら、色々期待して気持ちを熟成させてしまったかもなとの読了です。

  • ichigomonogatari

    私の母は「語る」人ではなかったからか、よくわからず、途中でギブアップした。

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