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「覚える」と「わかる」 知の仕組みとその可能性 ちくまプリマー新書

信原幸弘

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480684417
ISBN 10 : 4480684417
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「理解する」とはどういうことか?空気を読む際、私たちの頭と感覚は何をどう察知しているのか?丸暗記、身体で覚える、まねるといった学習の基本から直観、批判的思考、知の可能性までを探っていく。

目次 : 第1章 覚える(丸暗記/ 身体でも知る ほか)/ 第2章 わかる(意味を理解する/ 知識と真の理解 ほか)/ 第3章 状況を把握する(計画とその限界/ 状況に応じて行為を決める ほか)/ 第4章 人間特有の知とは何か(徳/ 真理の探究と課題の解決 ほか)/ 第5章 機械がひらく知の可能性(自己認識と他者理解はどう変わるのか/架空と現実の違いがなくなるのか ほか)

【著者紹介】
信原幸弘 : 1954年生まれ。東京大学名誉教授。専門は心の哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • けんとまん1007

    人はよく「わかったか?」と聞かれて「わかりました」ということが、とても多い。いつの頃からか、「この人、わかっているんだろうか?わかったつもりでいるだけでは・・・」と思うことが増えてきた。わかるについても、大きく2通りあることが述べられているが、なるほどと思う。情報としての知と、身体的な知。自転車に乗れる、車を運転できる・・・など、いろいろ考えると興味深い。その他、リアルとバーチャルなど、話題が広がる入門書として捉えるといい。

  • みねね

    タイトルに職業的な興味を抱き購入。先に感想を見るとだいぶ辛口だったのでどんなものかと思ったが、なるほどね。これはあれだ、講義と講義の間に先生に質問しに行ったときに、ついでに先生の専門に関してポロポロこぼれ話をしてくれるような、そんな感じ。だから必要最低限の言葉の定義・運用はするが、具体例などは「隠された哲学的前提」が多すぎて雰囲気で理解するしかない部分もしばしば。全体的に当たり前のことを哲学ではどのように区切って考えるか、という枠組みを薄く俯瞰させてもらったような読後感。

  • morinokazedayori

    ★★★★哲学的な知の考察。人間の心の働きや知の仕組みなどが、心理学とは異なる用語で表現されている。「知ると分かる」「科学技術の善用と悪用」「正しく恐れる」などについての記述が面白かった。特に「知的徳」については、これを獲得していくために人は学ぶ必要があるのだなと感じた。徳を高めていきたい。

  • tetsu

    ★2 なんだかとらえどころのない本で読むのに時間がかかってしまった。サブタイトルの「知のしくみとその可能性」に惹かれたが、内容を十分理解できなかった。文章は平易なんだけど、ちくまプリマー新書なので哲学的な内容だったのでしょう。

  • 武井 康則

    覚えるとはどういうことで頭の中、心ではどのようなことが起こっているかを定義し、同じくわかるを定義する。表題はここまでだが、内容はここから始まり、「覚える」「わかる」は序章のようだ。状況を把握する、知とはと考察を続け、現代の常識的な理解までを確認し、現代のAIやメタバース等まで広がった人の知的活動について、結局は「ほどほどにしなければならない」というのが結論では、ちょっとお粗末ではないか。

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