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新本格ミステリを識るための100冊 令和のためのミステリブックガイド 星海社新書

佳多山大地

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065247136
ISBN 10 : 4065247136
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

本格ミステリの復興探究運動―“新本格ミステリ”ムーブメントは、戦後日本における最長・最大の文学運動です。綺羅星の如き才能と作品群を輩出してきたその輝きは、令和に突入した今に至る本格ミステリシーンにまで影響を及ぼし続けています。本書では、“新本格”の嚆矢である綾辻行人『十角館の殺人』が刊行された1987年から2020年内までに刊行された日本の本格ミステリ作品より、その潮流を辿るべく100の傑作を厳選しご案内。さらにその100冊のみならず、本格ミステリ世界へ深く誘う“併読のススメ”も加え、総計200作品以上のミステリ作品をご紹介します。さあ、この冒険の書を手に、目眩く謎と論理が渦巻く本格ミステリ世界を探索しましょう!

目次 : 第1章 第一世代の肖像/ 第2章 今日もどこかで“日常の謎”/ 第3章 ザッツ・アバンギャルド!/ 第4章 この国の“畏怖すべき”かたち/ 第5章 先覚者のプライド/ 第6章 未来、あるいはこの世の外へ/ 第7章 お隣のサイコ、お向かいのカルト/ 第8章 一発当てて名を刻む/ 第9章 オルタナティブな可能性/ 第10章 新本格ムーブメント再起動!

【著者紹介】
佳多山大地 : ミステリ評論家。1972年、大阪府生まれ。1994年に、第一回創元推理評論賞(選考委員:笠井潔、巽昌章、法月綸太郎、戸川安宣)に応募した評論「明智小五郎の黄昏―誰が明智小五郎を殺したか?」が佳作入選、『創元推理6“’94年秋号”』に掲載されデビュー。ミステリ評論家として、本格ミステリの批評・書評をメインに執筆するほか、ミステリ作家へのインタビューの聞き手や構成、ミステリ系の賞の選考、ミステリアンソロジーの編者を担当するなど、多岐に渡り日本の本格ミステリシーンを支えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tetchy

    本書の紹介作品を全て網羅することには多分ならないだろうが、挙げられている作品には眉を潜めるような物がなかった。これまでと異なるのは著者が私と同い年であるため、その内容に同時代性を強く感じること。これまでは北上氏、新保氏といった年上の膨大な読書量を誇る、先生的な書評家によるガイドブックが主だったが、彼のガイドブックは当時の思いが蘇るような砕けた雰囲気で語られるため、共感する部分が大きかった。また本書は“コロナ禍以前の新本格ベスト・ブック・セレクション”という側面もあるため後世にも残しておきたい1冊である。

  • なつ

    『十角館の殺人』を起点とする新本格ミステリ。その中で個性豊かな傑作100冊をジャンルごとに分けて紹介。メディアミックスが展開されている小説も多いですね。気になる小説も増えて面白いのですが、ネタバレと思われる内容もあったのが残念です。ちなみに私は100冊中、既読はわずか6冊・・・まだまだだな。いかに読んでないかがわかる。

  • Sam

    自分は「新本格」の熱心な読者ではないものの2〜3割は読んでるだろうと思ったが意外と少なくて15冊(まあ「100冊」とはいっても1作家につき1冊という選び方なのだが)。個人的な思い入れがかなり強いセレクションという気はしたが、筆者のいう新本格の「3つの特徴」というのは説得力あるし、〈日常の謎〉派、〈特殊設定〉派といった整理も面白いと思った。機会があればいくつかの作品は読んでみようかと。

  • ハスゴン

    新本格ミステリを振り返るのにもっともコンパクトで、情報もギュッと詰まっていると思われます。

  • みや

    1987年9月5日刊行『十角館の殺人』から2020年12月31日まで新本格ミステリの流れを辿れるように選り抜かれた100冊。併読のすすめもあり、読みたい本登録が恐ろしいほど増えた。既読本も再読したくなる。日常の謎が全て未読だったので、ぜひ手を伸ばしたい。「うら若き十代の、せいぜい草臥れて二十代の読者に向けて書いてます」「三十歳以上のいい大人にこの小説は必要ない」と書いてあるが、個人的には読書に実年齢は関係なく、30代以降でミステリに入門しても全く問題ないと思う。なぜわざわざ門を狭めるのだろう?既読26作。

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