新釈 猫の妙術 武道哲学が教える「人生の達人」への道

佚斎樗山

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784794223609
ISBN 10 : 4794223609
フォーマット
出版社
発行年月
2018年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
138p;19

内容詳細

『猫の妙術』は江戸中期に書かれた剣術指南本です。内容は「ネズミ獲りの名人である古猫が教えを説く」という設定なのですが、そこで語られる教えはきわめて深淵。その奥深い教えを現代風の「新釈+解説」でわかりやすく紹介するのがこの本です。私たちは人生のさまざまな場面で「勝負」に直面します。そんなときに、ドーンと構えていられる心構えを教えてくれる一冊です。

目次 : 新釈『猫の妙術』(猫、大鼠の退治に臨む/ 古猫、「勝負」と「上達」を語る/ 勝軒、「世界」を我がものにす)/ 『猫の妙術』解説(『猫の妙術』と「老荘思想」/ 新釈『猫の妙術』ガイド)

【著者紹介】
佚斎樗山 : 万治2年(1659年)〜寛保元年(1741年)。下総国関宿藩の久世家に仕えた。当時の啓蒙書「談義本」を多く書き人気を博す。本名・丹羽十郎右衛門忠明

高橋有 : 東京都生まれ。文学修士(国文学専攻・専門は漢文学)。幼少期より剣道、空手、柔術、総合格闘技など様々な武術を経験。現在も修行中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • デビっちん さん

    再読。何十回と読んでも新たな気づきを得られそうなほど深い内容だなと改めて実感できました。技を教えてもらったら、問いの次数を上げて、その道理は何かと考えるようにすることを意識していきます。道理がわかれば技の形式にこだわる必要はないのですから。道理がわからないうちは、ひたすら技をくり返すのみです。

  • デビっちん さん

    江戸時代中頃に書かれた『猫の妙術』は剣術指南本です。その内容はと言うと、剣の技術については一切語られていません。ネズミ捕りにかけて凄腕の猫たちが一匹のネズミ退治を通して、心の在り方について学ぶ物語となっていました。勝ち負けは幻想で、今の自分にグサっと刺さった内容でした。技や気の大きさ、周囲との調和、という自分が高めていこうといしていたモノについて、今認識しているものがいかに表面的であるかを気づかせてくれました。「念」ではなく「感」、目指すべきモノ、やるべきことをもう一度考えるきっかけになりました。

  • デビっちん さん

    再読。剣術書というか、生き方の教科書だな。これは。

  • maito/まいと さん

    読みながらバガボンドを思い出した。あのとき感じた「人生への問い」。もし、どこか日々に満足できないなら、まだ見ぬ不安が胸をよぎるなら、今やこの先の自分に自信が持てないなら、迷わず読むべき1冊。僕たちの勘違いを、この本を通じて気付かせてくれるはずだ。難しい単語や禅問答のような話があるので、理解しづらいところもあるだろうけど、本著はもっと難しい(苦笑)こういう思想を、様々な学問から抜粋してくみ上げてしまうのだから、日本人はおもしろいんだろうなあ(笑)

  • luadagua さん

    江戸中期に書かれた剣術指南本で、ネズミ取り名人の猫がそのコツを説くのだけど、後半は老荘思想に則って物語をわかりやすく解説してくれており親切な作り。江戸時代だと儒教が重んじられている印象があったので、老荘思想も好まれていたのは意外に感じた。大切なのは「勝とう」とするこだわりを手放すこと。こだわりを捨てたら別にネズミなんかどうでもいい。お侍さんが懐の猫に教えを乞うシチュエーションが微笑ましかった。

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佚斎樗山

万治2年(1659)〜寛保元年(1741)。下総国関宿藩の久世家に仕えた。当時の啓蒙書「談義本」を多く書き、人気を博す。本名、丹波十郎右衛門忠明

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