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丸山眞男と田中角栄「戦後民主主義」の逆襲 集英社新書

佐高信

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087207941
ISBN 10 : 4087207943
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
早野透 ,  

Content Description

戦後民主主義の思想的支柱・丸山眞男と、民衆の生活向上に邁進した田中角栄。戦後70年の節目を迎え、憲法改正も囁かれるいま、2人の人物の再評価に挑み、「戦後」の価値を改めて問う”闘争の書”。

【著者紹介】
佐高信 : 1945年、山形県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。高校教師、経済誌編集長を経て、評論家

早野透 : 1945年、神奈川県生まれ。桜美林大学教授。東京大学法学部卒業後、朝日新聞入社。政治部次長、編集委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    私はこのような論点は嫌いではないのですが、少し世界情勢などをあまり勘案していない気もします。田中角栄が生存していたころの情勢などを考えると彼は一番いい政策をしていたのかもしれません。安倍首相も最近の情勢からすると安保改正は無理からぬこと、といえない気もします。ただ実体のないアベノミクスはいただけません。あれはマスコミと取り巻き連中があまりにも実体経済の動きを知らなすぎるために起きていることでしょう。この本は当時の分析としてのノスタルジー的な意味で読んでいます。山本七平さんの意見を聞きたいです。

  • おさむ

    2人ともに大正生まれで、2等兵として軍隊を経験。だからこそ戦争は罪だという贖罪意識を持ち続け、上からではなく下からの地に足のついた民主主義を志向したのだという解説には膝を打ちます。早野さんが主張するように田中角栄の再評価がいま、必要なのかもしれません。

  • ちくわん

    2015年7月の本。高校の頃、現代国語の評論文でお目にかかったか?丸山氏。方や総理とくればの田中角栄。昭和後期に製産された私にとって正に「国語」と「社会科」。平成(小泉・安部)VS昭和(丸山・田中)という構図。サブタイトルの通り戦後民主主義の逆襲。昭和のいい加減さは、憲法含め、いろんな人たちがなんとかまともな生活を送るための知恵。「美しい」国は、ウソと隠蔽がなければ、きれいに見えないおかしな国。懐古主義はいけないが、今の(これからの)危険を知るためにベースになる。「へ〜っ」てなるネタ満載。

  • matsu04

    興味深い対談である。「戦後民主主義を丸山眞男が知性によって提示したのに対し、田中角栄は肉体・存在によって表現した」と佐高が2人の魅力を語れば、早野も「角栄は理屈より行動で民主主義を実現し続けた点で、丸山的だ」とこれを認める。そうして両人とも、その後の日本の民主政治の後退を慨嘆、現政権を痛烈に批判する。

  • ひかりパパ

    丸山真男と田中角栄は「戦後民主主義の体現者」であり、戦後的な価値の象徴であり、民主主義と平和を取り戻す戦いにおいて蘇らねばならないふたりであると佐高はいう。戦後の上半身を作ったのが丸山真男であり下半身を作ったのが角栄だった。丸山が知性によって戦後民主主義の原点を提示し、角栄が肉体と存在によって草の根という在り処を表現した。二人に共通するのは戦争体験である。角栄は金権政治で失脚したが、それだけでなく社会福祉、社会保障に大きく貢献した。70歳以上の老人医療の無料化、高額医療費制度の創設など。(続)

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