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桜守のはなし幼児図書ピース

佐野藤衛門

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062175197
ISBN 10 : 4062175193
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本全国を飛び回り、傷ついた桜の手当てをし、桜の新種をさがす佐野さんは、「桜守」とよばれています。桜のいのちを守るしごととは―。桜守のしごとをみやすい写真で紹介。

【著者紹介】
佐野藤右衛門 : 1928年、京都市生まれ。植藤造園当主。天保3年(1832年)より、植木職人として京都・仁和寺御室御所に仕える“佐野藤右衛門”の十六代目。十四代目より日本各地の名桜の保存につとめる「桜守」を継承。国内はもとより世界各国で造園、桜の植栽などで活躍、国内外の桜を育てている。故イサム・ノグチ氏デザインの、パリにあるユネスコ日本庭園を手がけた功績で1997年、ユネスコのピカソ・メダルを受賞。「勲五等双光旭日章」「黄綬褒章」「桜花章」等受章。財団法人「日本さくらの会」理事・技術顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ちゃちゃ

    花の命は短い。けれど、桜守の仕事は、春、桜が散って芽が出てから一年が始まるという。夏は幹をふとらせるとき。秋は葉が役目を終えて散りゆくとき。冬は蓄えた力を内に向けて休むとき。四季折々に愛情たっぷりの「守り」をする。かまい過ぎても、放っておいてもだめ。まるで子育てをするが如く、丹精込めて桜を見守る。「桜は、かならず下をむいて咲きます」の一文に頁を繰る手が止まった。そうなのだ。見上げる私たちを優しく包み込むように咲く桜。蕾は愛らしく、散り敷いた花びらも愛おしい。今年もまた、この季節に桜に出会えてよかった。

  • ゆみきーにゃ

    読友さんの感想が気になり読んでみました♪最近TVで桜守の仕事を観たけど立派な桜って人間が支えていたんですね。毎年美しく咲き誇る桜。それを支えていくってすごく素敵で責任感重大で立派なお仕事。

  • ふう

    図書館の児童書コーナーで出合った本。以前読んだ水上勉の「櫻守」を思い出して、子どもたちに申し訳ないけど借りてきました。四季折々の桜の美しい写真と桜守佐野さんの味わい深い言葉が胸にしみます。その中から1つ紹介。「冬の寒さがやわらいで、つぼみがふくらんでくる。このようすを『笑いかけ』といいます」満開のときだけではなく、1年中桜は命の歌を歌い続けているのですね。ただ、満開の桜を見ると、言葉にできない思いがこみあげてきて、涙が流れそうになります。いっしょに桜を眺めて、今はもういない人たちを思い出すからでしょうか。

  • けんとまん1007

    「桜は守りをしないといけない木なんです。手入れではあきません。」この言葉の意味がわかるまで、少し、時間がかかった。暑い時は暑いなりに、寒い時も寒いなりに。その時の環境に合わせ、一日一日を過ごしていく。人も同じな筈なのだが。櫻を改めて観に行きたいと思う。今までと、観方が変わると思う。

  • Rosemary*

    植藤造園16代目、佐野藤右衛門さんの桜守りのお話。写真と丁寧な解説で桜への深い愛情を感じることができる。兼六園の菊桜の接ぎ穂を口にくわえて帰るなど感慨深いエピソードも、満開の桜の季節に読めて良かった。

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