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ISBN 10 : 4797672463
Content Description
両親を、きょうだいを、目の前で失った。戦後を、ひとりで生き抜いた。だが、沖縄はあの頃と何も変わっていない。オスプレイ、米軍基地、集団レイプ…60余年の沈黙を破って、あの夏の童たちが、だれにも語りたくなかった“戦争”を語り始めた。
目次 : 第1章 「援護法」という欺瞞(靖国問題と戦争孤児/ 沖縄戦の心象風景/ 犠牲者が戦闘参加者に/ 軍用地料と遺族年金/ ヤマントチュの怒り/ 対馬丸事件の生存者/ 六五年ぶりの慰霊祭/ 沖縄と天皇の複雑な関係)/ 第2章 孤児たちの沖縄戦(難航した孤児たちへの取材/ 「集団自決」で家族を失う/ いまも弟を捜して/ 祖母の腕を斬り落とす/ いまそこにある沖縄戦の傷跡/ 水だと思って飲んだ血/ 晩発性PTSD)/ 第3章 「幽歴は私の友だち」(『沖縄戦新聞』の衝撃/ 「母親に手をかけ号泣」/ 「戦艦大和撃沈/ 「お前たち人間か」/ 和平工作より「国体護持」を優先/ 伯母と二人で三八年間/ 創価学会員になった戦争孤児/ 頭に包帯を巻いた少女の消息/ 孤児の世話をした元「ひめゆり」/ 子どもたちは夜になるとしくしく泣いた/ 足手まといの兵隊は殺す)/ 第4章 那覇市長の怒り(神から選ばれし子どもたち/ ウルトラマンとニライカナイ/ 沖縄戦と心の傷/ 十キロ爆弾を担いで敵戦車に体当たり/ 戦争の爪痕と世代間伝達/ 沖縄県対米請求権事業協会とは/ 「オールジャパン」対「オール沖縄」/ 祖父も叔母も沖縄戦で死んだ/ 沖縄は日本の植民地か?)/ 第5章 「集団自決」の真実(「集団自決」の島/ 生き残った少年/ 出生地は尖閣諸島/ 「母は号泣していました」:息もできない話/ 太陽の子/ 逝きし世の面影)
【著者紹介】
佐野眞一 : 1947年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務などを経てノンフィクション作家に。1997年『旅する巨人―宮本常一と渋沢敬三』で第28回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2009年、『甘粕正彦 乱心の曠野』で第31回講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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二人娘の父
読了日:2024/04/29
hayaco
読了日:2014/07/22
星辺気楽
読了日:2014/03/13
micari
読了日:2022/06/25
林克也
読了日:2015/05/07
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