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薬草の博物誌 森野旧薬園と江戸の植物図譜 Lixil Booklet

佐野由佳

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784864805124
ISBN 10 : 4864805121
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 森野旧薬園と『松山本草』/ 大和大宇陀紀行 薬草という秘密/ 賽郭の『松山本草』/ 石薬標本/ 温故知新 森野旧薬園から学ぶ生薬国産化/ 江戸の植物図譜/ 『本草綱目』李時珍/ 『大和本草』貝原益軒/ 『畫本野山草』橘保国/ 『花彙』小野蘭山〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • jam

    森野旧薬園は現存する日本最古の私設植物園であり、江戸享保期に薬種国産化推進により開園されたという。生薬は野生植物からの生成も多く、自然破壊が進み種の消失が懸念され国産自給率は12%らしい。森野旧薬園の記録は詳細に残り日本の本草学の歴史を紐解くことに寄与する。また、植物図譜は写実、構図共に精緻な木版であり美しく美術的価値も高い。それらを端的にまとめた本書は専門的な知識が無くても愉しめる。幼い頃、身の回りの植物が知りたくて、図鑑を飽くことなく眺め、知識の海に漕ぎ出したときの歓びを静かに思い出した。

  • ♪みどりpiyopiyo♪

    薬草の里・大宇陀(奈良県宇陀市)に江戸時代の面影のまま残る森野旧薬園。ここは、森野藤助(号・賽郭)が享保14(1729)年に開いた私設の薬用植物園。幼い頃から薬草に親しんだ賽郭は多くの薬草を育て、隠居後は1000点におよぶ植物図譜を描いて『松山本草』全10巻を完成させた。■ここ知らなかったー♪ 大宇陀町は、聖徳太子と推古天皇の頃、日本書紀にも記録がある薬草の里なんですって。■街並みと植物園の様子、賽郭による植物画と石薬標本、その他江戸の植物図譜など、鮮やかな写真も読み物も楽しい1冊でした♪ (2015年)

  • クラムボン

    「薬草の博物誌」のタイトルほど大げさなものでは無くてビジュアル系の本です。前半は奈良県大宇陀にある森野旧薬園を紹介する。300年の歴史を誇る日本最古の現存私設植物園。現在は商売としての薬草栽培は無く、現状の貴重な薬草の保存継承を目的としている。…と言うのも創業450年の森野吉野葛本舗の製造販売が本業なのだ。後半は江戸時代に描かれた植物図譜。その中で岩崎灌園は幕臣でありながら本草学にのめり込んだ。2000種の植物を図説した「本草図譜」は20代に取り組み40代で完成したが完結刊行は没後。牧野富太郎の先達だな。

  • m.books

    奈良の薬園の家に代々伝えられてきた石薬標本の一部が掲載されています。神仙思想の不老長寿と鉱石との関係が興味深いです。江戸時代の著名な植物図譜についても知ることができます。

  • つゆ

    数百年前の図鑑の絵柄がとても美しくて、惚れ惚れします。かつて薬草栽培が幕府に保護されるほど重視されていたこと、現代の薬草栽培の軽視、衰退、里山文化の衰退、日本における生薬自給率の低さといった事実、問題が理解できます。 中医学学習者にはおなじみの「本草綱目」も登場します!世界に7版あるうちの4版が日本にあるとは知らなかった!

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