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ISBN 10 : 477103592X
Content Description
戦後の日本社会学界を牽引した作田啓一。彼はなぜ文学や哲学などの社会学の外部を参照し続けたのか。その仕事は、社会学という知に何をもたらすのか。半世紀以上に渡る作田の軌跡を辿り直すことで、その思想のアクチュアリティを問う。
目次 : 序章 作田啓一の“分裂”、あるいは「文学/社会学」という学術的営為/ 第1章 「日本社会」という謎―“アノミーと欲望の問題系”と、“罪と赦しの問題系”/ 第2章 ユートピアとしての“過去”―ルソーにおける「楽園喪失」のヴィジョン/ 第3章 「種子を蒔く人」―“未来”としての“子どもたち”/ 第4章 「楽園喪失」の再検討―デュルケムとラカン理論/ 第5章 瞬間・隙間・偶然性―“他者”の現れる時‐空間/ 第6章 「死(にゆく)者」、あるいは天使―作田啓一の晩年の思想/ 結論にかえて―儚い希望の社会学
【著者紹介】
佐藤裕亮 : 1989年長野県生まれ。早稲田大学文学部卒業。立教大学大学院文学研究科比較文明学専攻を経て、同大学院社会学研究科博士後期課程を修了。博士(社会学)。文学、批評(「思想」の代替としての)との関連から、戦後日本社会における「社会学」のあり方を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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