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ISBN 10 : 4623092437
Content Description
医療化・製薬化・生物医学化した現代医療は病気の本態・原因・治療法をめぐる論争=コンテステーションを引き起こすようになった。本書は、そうした論争を具体的に取り上げ、先進社会における医療と公衆衛生に再考を迫る。
目次 : 病をめぐる論争とはなにか/ 第1部 「病の原因の次元」をめぐって(不確実性をめぐる論争―内部被ばくの基準値設定/ 予防接種の「副反応」をめぐる論争―一九七〇年代の「種痘禍」論争から)/ 第2部 「先端医療」をめぐって(肥満の医療化―社会的診断の二〇年/ 死の医療化―医師幇助自殺の争点/ 二つのEBMの誕生)/ 第3部 精神医学をめぐって(精神疾患診断マニュアル―DSM的理性とその不満/ 「うつ」の診断と治療―アメリカ精神医学会の診断基準と新規抗うつ薬への日本の精神医学界の反応/ ADHDをめぐる論争―アメリカと日本の比較)/ 第4部 非近代医学・科学をめぐって(代替医療における治療者資格をめぐる「論争」/ アトピーにおけるステロイド使用―患者・医師・マスメディア・学会による論争/ 「健康の定義」にスピリチュアリティを加えるべきか―厚生省厚生科学審議会における議論の分析)
【著者紹介】
黒田浩一郎 : 1957年福岡県生まれ。1986年京都大学大学院文学研究科博士後期課程学修退学、修士(社会学)。現在、龍谷大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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