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無くならない アートとデザインの間

佐藤直樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794969606
ISBN 10 : 4794969600
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

佐藤さんはコンピュータを使ったデザインの黎明期に、『WIRED』日本版などを手掛け、20年以上一線で活躍してきた。しかし、ある日突然、木炭画を描き始めた。絵を描くのが止まらなくて、その絵はなんと100メートルに!デザインするのをやめてしまうの?というわけではなさそうだけれど、いったん立ち止まって、アートやデザインについて考えてみました。

目次 : 1 アートとデザインの間には深くて暗い川がある(アートとデザインの話を同時に始める/ アートとデザインの外部を探しに ほか)/ 2 絵画の入門(おそるおそる入門する/ 入門したはいいけれど ほか)/ 3 デザインを考えない(木彫りの熊のデザインを考えない/ 秋岡芳夫のデザインを考えない ほか)/ 4 行為としての芸術について(佐藤さん、見る人は必要ですか?―小崎哲哉との対話/ 大友さん、聴衆は必要ですか?―大友良英との対話 ほか)

【著者紹介】
佐藤直樹 : 1961年東京都生まれ。北海道教育大学卒業後、信州大学で教育社会学・言語社会学を学ぶ。美学校菊畑茂久馬絵画教場修了。1994年、『WIRED』日本版創刊にあたりアートディレクターに就任。1998年、アジール・デザイン(現アジール)設立。2003〜10年、アート・デザイン・建築の複合イベント「セントラルイースト東京(CET)」をプロデュース。2010年、アートセンター「アーツ千代田3331」の立ち上げに参画。サンフランシスコ近代美術館パーマネントコレクションほか国内外で受賞多数。多摩美術大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • どんぐり

    デザインディレクターで、最近は描くことに軸足を置いている佐藤さんの「アートやデザインについて考えてみました」という本。いくつかの雑誌の連載(2011~2016年)をもとにしているので、全体的には散漫な感じが否めない。アートってなんだ、デザインってなんだ、と自問する著者の根源的な問いに、門外漢としては消化不良気味。巻末の対話集は、活字が小さくて読むのをパス。

  • Tenouji

    松岡氏の擬:MODOKIを地で行く内容。著者は「稜威:いつ」を感じたいのではないか。

  • Yuko

    今までなんとなくアートとデザインの違いってこうなのかな・・みたいな考えが、あまりに軽くて、あまりに浅はかで、吹きとんだ。 突き詰めて、 考え続けて、 中途半端に分かったということには、 しないのだ、 ならないのだ。 私にとって、 「描かざるを得なかった絵画」とは何だろう。 「生きているという感覚」を実感できるものは何なのか、 自分に置き換えて考えさせられる。

  • doji

    かなりいい意味で予想を裏切られた本というか、アートもデザインもなく、なにかをつくるであるとか表現するということを、根源的に考え続けて、よくわからない、とする本だった。デザインについての指摘は本当にその通りだと頷いてばかりだった。どちらかといえば絵を描くひとが読むといままでにはない感動を味わえる気がする。それにしても、寄藤さんも語っていたけれど、オリンピックエンブレム問題はもっと考えたいことだなと感じる。

  • がんちゃん

    巻末の対話(対談ではなく)が面白い。なかなか考えさせる。水木しげるの「幸福の7ヶ条」を転記した。

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