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福島原発の真実 平凡社新書

佐藤栄佐久

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582855944
ISBN 10 : 4582855946
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2011
Japan

Content Description

日々、深刻さを増す福島原発事故。溢れかえる情報の中で、何を信じたらよいのか。原子炉運転停止、核燃料税をめぐる攻防…。国が操る「原発全体主義政策」の病根を知り尽くした前知事が、その全てを告発する。

【著者紹介】
佐藤栄佐久 : 1939年福島県郡山市生まれ。東京大学法学部卒業後、日本青年会議所での活動を経て、83年に参議院議員選挙で初当選、87年、大蔵政務次官。88年、福島県知事選挙に出馬し、当選を果たす。東京一極集中に異議を唱え、原発問題、道州制などに関して政府の方針と対立、「闘う知事」として名を馳せ、県内で圧倒的支持を得た。第5期18年目の2006年9月、県発注のダム工事をめぐる汚職事件で追及を受け、知事を辞職、その後逮捕される。09年10月、一審につづき、二審でも有罪判決となったが、「収賄額ゼロ」という前代未聞の認定となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヴェネツィア

    著者は、1988年〜2006年まで18年間、福島県知事を務めた。これは、在位当時の東電と国との原発をめぐる戦いの記録。佐藤知事は、当事者であるから、ここに語られていることのすべてをそのままに首肯することはできないが、またその一方では当時の知事にしか知りえなかったことも明らかにされる。少なくても東電の記者発表や、政府がその当時語ったことは事実と見ていいだろう。ここでも際立つのは東電と政府(原子力委員会、安全保安院を含む)の楽観論と、情報の徹底した非公開の態度だ。原発の危険を語るに落ちているとしか思えない。

  • trazom

    11年前の本だが、原子力政策見直しのこの時期に、もう一度振り返っておきたかった。福島県知事として、電源三法交付金でのシャブ漬け、地元や国民を蔑ろにした経産省の独断的な政策決定、政府と電気事業者との癒着、核燃料サイクルの欺瞞などと戦った記録である。プルサーマルを事前承認する途中で次々と発生する不祥事(東電の検査記録改竄等)に、安全神話への疑問を投げかけるが、「原子力ムラ」はビクともしなかった。そして今、「物わかりの悪い田舎の知事」と佐藤知事を嘲笑したその人たちが、原発再稼働・新増設の旗を振ろうとしている。

  • kinkin

    元福島県知事が書いた原子力政策と福島原発の問題点など。3.11以降あれから福島原発の放射能漏れはいったいどうなったのだろう。時折ニュースになるもののメルトダウンしレベルも最大ランク、大量の放射能漏れについてあまりにも情報が少ない。絶対安心・安全のはずの原子力政策はあの地震からはまったく機能していない。それでも他の地域では再稼働。いったいなぜなのだろう。原発立地県が交付金漬けにされたあげく財政も苦しくなっている。猛暑の今夏、電力不足のニュースもない。大きな力が情報を操作しているとしか思えぬこの国はどうなる。

  • makimakimasa

    知事時代の原発絡みのエピソードまとめで、主にプルサーマル導入(ウラン燃料より安全性が低いMOX燃料を使用)を巡る攻防(県vs国&東電)に詳しい。核燃料サイクルありきに抗い、議論を尽くす努力を怠らず、「安心は断じてサイエンスではなく、データや政策プロセスの透明化でもたらされる」「原子力政策は民主主義の熟度を測る素材」との一貫した主張は全うだ。元々の安全基準が厳し過ぎる、だからいちいち報告しない、じゃあ何を信頼すればいいのか。東電の内部告発を握り潰した通産省=経産省は、警察と泥棒が一緒にいる様な組織だと批判。

  • 魚京童!

    いいじゃん、じゃんじゃん原発爆発させてやめるかって思うまで進めれば。

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